大三島に移住した某薬剤師の脳みその中

生き物らしく生きたい!と思い大三島へ。毎日が冒険。

紅茶飲み比べ 『ウバ』尾道紅茶 vs ティージュ

紅茶の飲み比べをして遊んでみました。

 

同じお茶の木から、しかも同じスリランカの、同じウバなのに、こんなに違う!

 

f:id:morimi2016:20170309220626j:image

↑ まずは茶葉の違いから

 

左がティージュ、右が尾道紅茶です。

葉っぱはティージュの方が大きいですね。

尾道紅茶は茎が少なく細かい印象。

香りは尾道紅茶の方が甘く、ティージュの方が針葉樹のウッドチップの様な爽やかな香り。

 

f:id:morimi2016:20170309220631j:image

↑ 淹れてみました

 

同じ 4g / 300ml / 2分半 の条件で淹れましたが、色が異なりますね。

いわゆるサロメチール香は明らかにティージュの方が上、そして涼しい渋み (ゴーヤの様な、と言うと怒られそうですが) も遥かにあります。いわゆるウバ!紛うことなきウバ!

尾道紅茶は全体的にマイルドで優しい味、キャンディやディンブラに通じるまろやかさが舌に優しい感じ。え?!これは紅茶なの?!というぐらい、甘い花の様な香りがします。

 

お菓子に使った生クリームの残りを少し入れてみましたが、ティージュのウバはなんとも絶妙!美味しい!少し尖った渋みがクリームとよくマッチしてなんとも言えない美味しさです。

尾道紅茶はクリームに負けましたね、素直な良い子なのに、うまく活躍できなかった、といった印象。

 

尾道紅茶はウバも、他のものも全体的に「シブいお茶は苦手!」という人向けだと思います。

ストレートティーで飲むのに良いですね。アイスティーにしても爽やかで個人的には大好きです。

花の様な香りを楽しむ、優しいお茶です。

お店のご主人も優しそうな方ですが、お茶もなんだか、そんな感じです。(なんとも分かりにくい表現。日本語が不自由で困る。)

 

ティージュのウバは今回初めて飲んでみましたが、それなりのお菓子を準備して、英国風にミルクと砂糖をドバッと入れて飲むのに良いですね。ウバの特徴を知るにはとても良いです。

 

ウバといえばセイロン(スリランカ)紅茶のハイグロウン(高地栽培)代表選手。

一般的にはパンチの効いたサロメチール香(マントの様な爽やかな香り)と清々しい渋みを味わうお茶と評されますが、実はいろいろな特徴を持ったものがあります。

茶摘みの時期や、茶園、製茶工場、輸入する会社のこだわりなどが出て非常に飲み比べが楽しいです。

 

やっぱりお茶は面白いですね。

 

茶畑(予定地)開墾作業の一日

f:id:morimi2016:20170304230047j:image

↑ 植えて忘れていたクロッカスが咲いた!咲いた!

 

お茶畑(予定地)を拓くのは大変です。

 

土曜日は薬剤師の仕事は半日で終わりなので、すぐに畑に向かいます。

普段は夫が畑の開墾をしていますが、2人で出来るときは2人でやった方が早い!!

 

今日もそんな一日でした。

 

家に帰る途中で、ピザとベーグルを買って畑へ。

決してお店は多くない大三島ですが、こだわりのあるお店や、ここにしかない!というメニューがあるお店はむしろ多いような気がします。

今日、ピザとベーグルを買った『コアントロー』さんも、そんなお店です。

ここのお店のきんぴらベーグル!!美味しい!!

大好きなのですが、よく売り切れちゃいます。

カフェ&ベーグルやピザなどの軽食販売をされているので、島にお越しの際はぜひ。

 

…とまあ、脱線しましたが、そんなわけでピザで美味しく軽トランチ!

 

f:id:morimi2016:20170304224005j:image

↑ 軽トラとみかんキャリー(プラスチックのカゴ)で即席のランチテーブル&チェア

 

お腹を満たしたあとは、ひたすら木を切ります。

今日は大きな木が一本あったのでなかなか大変でした。

 

f:id:morimi2016:20170304224418j:image

↑ 安全に、狙った場所に倒せてご満悦の夫さん

 

この大きな木を一本倒しただけでずいぶん明るくなりました。

達成感がありますね。

 

明日は倒した木、切った枝の整理をする予定です。

頑張るぞー!!

 

作業を頑張ったご褒美はプライスレスな夕陽!!

 

f:id:morimi2016:20170304222101j:image

 

何度見ても綺麗です。

疲れも吹っ飛びますね。

おぜんざいセット

f:id:morimi2016:20170226221807j:image

 

美味しいお茶を飲みたいが故におぜんざいを作ってしまいました。

 

おぜんざいは甘さ控えめ、優しい味です。

 

白玉は餅粉で作りました。

白玉粉より餅粉のほうがもち米の匂いがしっかりするので、おぜんざいのような濃いものにはよく合うと思っています。

みつまめには白玉粉のほうがアッサリと合いますね。

ちょっと茹ですぎたかなぁ?!と思うぐらい茹でると、白玉がふわっふわになって、とても幸せになれます。

 

お茶は知覧の深蒸し煎茶。

個人的には、たっぷり淹れてたくさん飲むのにぴったりなお茶だと思っています。

 

深蒸し茶は一般的な煎茶に比べ、やわらかな香りと、まろやかな味がします。

緑茶を作る際の最初の工程である『蒸し』を長めにすることで、渋さや苦味がとれ、より丸くてコクのある、とろりとした味になります。

水色が濁っているのが特徴で、葉っぱは細かく、いわゆる煎茶の『針のような』見た目とはだいぶ掛け離れています。

 

ペットボトルのお茶で、最近流行っている『綾鷹』なんかは深蒸し茶の系統じゃないかなぁ…、もちろん急須でちゃんと淹れたあったかいお茶はペットボトルのお茶と比べ物にならないぐらい美味しいですけれどね。

 

深蒸し煎茶はおぜんざいのような庶民の味にはぴったり!

素晴らしいコーディネートになりました。

 

 

 

〜おぜんざい〜

 

小豆 250g

砂糖 150g

水 350cc

塩 1つまみ

 

小豆は軽く洗い、すぐにたっぷりの水で煮はじめます。

大豆のように水に浸けておかなくてもOK

沸騰→ザルにあげる→たっぷりの新しい水で煮る、というのを2回繰り返し、3度目は豆が好みの硬さになるまでコトコト煮込みます。

私は面倒なので圧力鍋で10〜15分煮込みます。

ザルでお湯をきったら、今度は量った水とお砂糖、塩を加え、弱火でコトコト火を入れたら完成!

お砂糖はグラニュー糖、上白糖、粗製糖、黒糖、なんでもいいです。

ラニュー糖や上白糖だと上品に、粗製糖や黒糖だとコクのある感じになります。

甘いのがお好みならば250gぐらいまでお砂糖を増やしてもいいですね。

(150gはかなりアッサリです。)

 

 

〜白玉〜

 

餅粉 適量

水 適量

 

餅粉に水を少しずつ加え、柔らかくひとまとまりになる固さになったら沸騰したお湯に丸めて入れます。

私は丸めて少し潰した形(赤血球の形といったらいいんでしょうか?!)が好きです。

お湯の中で浮き上がってきたら冷水にあげて、完成!

 

休日医療に貢献する

因島では、すべての休日医療を因島医師会病院が担当しています。

 

土日も、祝日も休みなしです。

もちろん医師は交代していますし、その他スタッフも分担してやっています。

 

私の勤める薬局は因島の休日処方箋に対応する役割も担っているので、交代で休日当番に入ることがあります。

この時期だとインフルエンザやお腹の風邪なんかで病院にかかる人が多くなりますね。

だいぶ終息してきたように感じていますが。

 

地域医療の一端を担っているという小さな自己満足感で当番を受け持つわけですが、ここで困ることがひとつ!

 

インフルエンザの流行シーズンなどは忙しいのですが、そうでもない時期だとやはり休日に受診する人は少ないです。

休日加算などがつくので、医療費も高くつきますしね。

急病も少なく、みな健康でみな幸せ!メデタシ!

 

…なので…暇なのです!!

暇というと語弊があるかもしれませんが、持ち場を離れるわけにもいかず、かといって薬局で出来ることは限られている…時間を持て余すのです。

 

毎回、まず、たまっていた仕事や片付け、文献の整理をするのですが、たいてい綺麗に終わります。

あんまり携帯でゲームとかすると通信量が多くなってしまうので避けたいし…

電話やFAX、患者さんに気がつかなかったらいけないので音楽などはダメ。

あんまり集中しすぎちゃうものもダメ。

 

そこで役に立つのが本です。

大三島図書館で借りた本が救世主!

 

ふだんは暇があるとすぐに何かゴソゴソしはじめてしまうので、ゆっくり本を読むことも少ないです。

当番のあいた時間は貴重な読書時間といえばそうかもしれません。

 

そんな休日当番の日に面白かった本をひとつ紹介

 

f:id:morimi2016:20170226104031j:image

 

『イギリス菓子図鑑 お菓子の由来と作り方』

羽根則子 著

 

レシピはまだ試していないのでどうか分かりませんが、レシピとは別に1つのお菓子に対してほぼ1ページ以上のウンチクが語られています。

漫画家の森薫さんが大好きなのですが、きっと彼女が見たらよだれを垂らして喜ぶと思われます。というか、すでに読んでいる気がします。(なんと分かりにくいレビュー!)

イギリス菓子ってぶっちゃけ甘くてボソボソで地味でそんなに美味しくない…というイメージだったのですが、この本を読むと、気候風土が生み出す食材と、食べ物が今ほどにはない時代や冷蔵庫がない時代の工夫と遊び心、それと貴族文化が融合して出来た奇跡の一品なのだと思えてきました。

これはレシピを試してみねば!!

緩やかな日常

普段の生活

 

朝: ギリギリまで寝て仕事へ

昼: 仕事

夜: 仕事から帰ってきたら急いで夜ご飯の支度!温め直したらOKの状態まで作ったらお風呂へGO!帰ってきたら夕食!片付け!明日の準備!少し本を読んだりしたら寝る!

 

…我ながらせわしないですね…。

 

さて、比較しまして今日は!!

 

朝: ギリギリまで寝て仕事へ

昼: 仕事、半ドンなので2時前には帰宅。大鳥居(お好み焼き屋さん、なんとなく入りにくくて今まで行ったことがありませんでしたが、入ってみたら優しいおばちゃんがあたたかく迎えてくれました)で夫とご飯をたべて、1plus7(木工雑貨&中庭カフェ、おそろしく居心地がいいところです。いずれキチンとご紹介させてください。)でぐだぐだ…

夜: 早めのお風呂でおばちゃんらとぺちゃくちゃ喋り、手抜きメシを美味しく食べて、夫とあんまり興味のない映画をだらだら観る…

 

f:id:morimi2016:20170225211148j:image

↑ 手抜き料理の王道!ラーメン 〜青梗菜、人参、モヤシ、ペラペラのチャーシューを添えて〜

 

なんて締まりのない1日!!

ワンダフォー!マーベラス!!

 

島は何にもない?!

バカにすんねぇ!!居心地の良さは天下一品じゃあ!!って感じです。

 

背伸びしない、緩やかな日常。

こんな1日がたまにあると、本当に幸せだなぁと感じます。

 

春の訪れ

うぐいすが鳴き始めました!!

朝、車が霜でバリバリ…なんてこともなくなってきました。

 

都会にいた時は季節なんて、暑いなぁ、寒いなぁ、ぐらいしか気にしていませんでしたが、島に来てからは季節の便りにとても敏感になりました。

 むしろ、季節に追われて仕事をしているというか…。

 

春は仕事が多いです。

 

まず、草刈り。

特にイバラやアカメガシワの芽なんかは育つと厄介なのでチャチャっとやっつけたいところです。

 

それから、夏野菜の定植や苗の準備。

これはとても楽しいです。

夢があって、わくわくしながら植えます。

 

お茶の苗木も植える予定です。

伐採が終わってないのでそちらも急ピッチで進めないと…!

 

そろそろヘビも出てくるので、ニワトリ小屋の再点検は必須!

 

ムカデ除けの粉(我々は結界と呼んでいます)も家の周りをぐるっと取り囲むように撒かなきゃ!!

 

…etc.

 

田舎暮らしは呑気でいいね、なんて言われても全力で否定します!!

都会の忙しさとは違いますけれどね。

 

春は、うきうきします。

春は、わくわくします。

言葉には言い表せない、大きな力みたいなものを地面から、陽射しから、空気から感じますね。

春は、いいものです。

 

f:id:morimi2016:20170223224814j:image

↑ キッチンで育てているクロッカス、つぼみが膨らんできました!!春だ、春だ!!いつ咲くかな?!