大三島に移住した某薬剤師の脳みその中

生き物らしく生きたい!と思い大三島へ。毎日が冒険。

豪雨その後

定型文で申し訳ありません…が、これ以上マトモな日本語が出てこないので…

 

このたびの西日本を中心とした「平成30年7月豪雨」災害により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災され不自由な生活を余儀なくされている皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 

 

わたしの住む大三島もひどい雨でした。

こんなに激しく長く雨が降るなんて、想像もしていませんでした。

朝も、昼も、夜も、雨。

それがずーっと続くんです。

滅入る…そしてジワジワと怖くなってくる…。

 

私や夫氏は無事、家に関してもこれといって大きな被害は受けませんでした。

しかし、可愛がっていた鶏が二羽とも何者かにやられました。

一羽はさらわれ、一羽は変わり果てた姿で発見されました。

木が雨に濡れたり湿って柔らかくなっていたんでしょうね…釘や金具が引き抜かれ、金網が押し広げられていました。

おそらく鶏たちは騒いだんでしょうが、雨の音でひとつも気付きませんでした。

申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

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大三島で亡くなった方は幸いいないそうですが、浸水被害や土砂流入による被害は起きました。

島の温浴施設、多々羅温泉も被災し、営業再開の見通しは立っていません。

 

ただ、一時営業が出来なかった飲食店などの店舗もほぼ通常通りの営業に戻っています。

観光などに来られる際は路面状況によく気をつけてお越しくださいね。

 

 

職場は因島、こちらは広島県尾道市になり、行政区が異なるので状況は異なります。

三原市、本郷の浄水場が浸水被害で一時停止してしまったため、いまだに断水しています。

テレビで報道されるような派手な被害ではないものの、この暑さでお風呂に入れず、洗濯もできず、そして何よりトイレが流せないのはしんどい!!

トイレ回数を減らすために水分摂取を控えている患者さんもいます…必死で飲んで!飲んで!と指導するものの、高齢者や身体が不自由な人たちにとって水汲みも大きな負担…事態の深刻化は避けられません。

職場でも断水していない地域に住んでいる職員や井戸をもっている職員で水を持ち寄り、なんとかしのいでいる状態です。

 

それでも、断水の解除の予定は立っていますし、日に日に道路状況や物流が良くなってきました。

この暑さの中、休みも夜も返上して市民生活のために頑張ってくださっている人たちには本当に頭が下がる思いです。

 

 

ふだん自然に生かされているのを感じていますが、こんな圧倒的な力を見せつけられるとゾッとします。

水、電気、ガス、物流などのインフラが失われた時の不安や不便は想像を絶するものがあります。

ホント、人ごとでなく被災時の家族合流場所打ち合わせや、子供やお年寄りの早めの避難計画、避難セットの準備はすべし!!マジすべし!!

 

 

そして、お手伝い出来る人はお手伝いして、それ以外の人はガンガン働いて消費して生産すべし!

自粛ムードよくない!!

戦後の焼け跡の奇跡の復活ではないですが、ある種そんな部類のパワーや熱気は必要です。

関係ない人たちまでお通夜みたいな顔して「贅沢は敵だ」とか「人様にリッチな生活見られたら困る」みたいや空気になるのは良くない!!

ギラギラな生活して、休みは遊んで、贅沢して、働くときはバリバリ働く、日常の生活を我慢しない…そしてちょっと落ち着いたらぜひ被災地にもモリモリ遊びにきてジャラジャラお金落としていってくださいませ。

今はそれどころではない被災地ばかりですが、復活には時間がかかります。

今後、国内の経済や雰囲気そのものがとても大事になってきます。

みんなで少し頑張れば日本はだいぶ元気になると思っています。

 

 

この連休はすっかり土砂が流れ込んで浅くなってしまった溝の掃除をしようと思います。

暑すぎて冗談ではなく死にそうですが…そして我が家のアイドル烏骨鶏たちの甘える声が聞こえなくなりとても寂しいのですが…やれることから1つずつやっていこうと思います。

学校の体育が嫌いだという話

今日はたいへん了見の狭いことを愚痴垂れてみようかと思います。

聖人君子になれない、人間が小さいワタシの紹介。

 

ワールドカップ、盛り上がっていますね。

私は長友さんが好きです。イメチェンした髪型はいただけませんが。

埼玉スタジアムで日本 vs オマーンを見たときに、「なんじゃこの人は!ずっと走ってるやん!すげえ!」と思いました。(小並感)

 

しかし、胸の奥で「スポーツなんか見て楽しんでしまうなんて、私も丸くなったもんだ」と半ばあきらめたような感覚があるのは事実。

 

というのも、学校の体育が滅茶苦茶嫌いだったから。

体育嫌いが乗じて、「スポーツ」「運動」「スポーツ選手」「スポーツチーム」「スポーツ好きな人」などすべてにどこかネガティブなイメージがあるのです。

 

そもそも私に運動センスがありません。

水泳はかろうじて人並み程度に泳げたのでまだ大丈夫でしたが、その他は皆目だめです。

 

ドッジボールをすればボールを取るのも投げるのも無理、逃げるのもどんくさいので「さっさと自ら当たって外野から応援する」のがチームにとっての最善策。

走ればビリから数えたほうが早いし、体操は前回りで限界、側転とか人間のなせる業ではない!

ソフトボールや卓球はそもそもボールが見えないし(自分に向かってくるものが極端に見えていない自覚あり)、バレーボールやバスケットボールをすればドリブルもトスもレシーブもできないのに突き指だけは立派にする始末。

サッカーはわりと楽しかったけれど、スポ少なんかに入っている子たちと組まされても何も役に立たず、声出しメンバーとして活躍。(ハッ、大きな声を出すのが楽しかっただけ?!)

 

薬剤師がこんなことを言うと業界仲間に怒られたりするのですが、あえて慣用句として言うならば「運動神経がない!!」のです。

 

そもそも体育教師というものが苦手なのです。

声ばかりでかくて、高圧的で、できる子ばかり指導して。

たいてい理論的というよりかは感情的で、落ちこぼれの私からすると恐怖の存在でした。

 

今はだいぶ改善されているのかもしれませんが、指導にも不服がありました。

「遅いなりに少しでもタイムがよくなる走り方」とか「ケガしないボールの受け取り方」とかを教えてほしかった。

「足をもっと速くうごかす!」とか「腕をふれ!」とか「積極的にボール取れ!」言われても、できないから困っているんじゃん!!と完全にふてくされていました。

 

自分がへたくそなのは自覚しているのに、見せしめのようにうまい子もいるチームに入れられて、結局チームの足を引っ張って、「やっぱりあなたはダメね」といった評価を得るだけの体育のどこが楽しいというのか…。

「あなたはゲームするほどうまくないから、基礎練習をやってもらいましょう」と言ってくれたらどれだけ救われたか…。

教師は「ゲームする楽しみも知ってほしい」という気持ちをもってチームに入れていたのかもしれませんが、「他人に迷惑をかけている」ことぐらいは理解していましたし、そんな自分を強く恥じていました。

 

テストも意味不明でしたね…「ラインの太さ」とか「コートの幅」とか「ボールの材質」とか覚えて何になんねん!と子供ながらに疑問に思っていました。

まあ、ペーパーのテストは苦手ではなかったのですが。(一夜漬けの神と呼んでください)

どうせなら「野球の球の投げ方とその特徴」とか「サッカーのオフサイドとは」とかを教えてほしかった…せめて観戦はもっと楽しくなっていたように思います。

もしかしたら教えてくれていたのかもしれませんが、すべて「スポ少とかですでに知っている子向け」だったような…少なくとも私は理解できていませんでした。

 

かくして、体育のある日は本気で雨乞いし、「体育」とか「運動」という単語には強いアレルギーを示す立派な体育嫌い学生に育ったわけですが、気持ちが変わったのは大学1年生のとき。

出席すればほぼ成績がつく体育で、キャッキャ言いながら汗を流すバドミントンのなんと気持ちの良いことか。

はじめて「運動、楽しいかも?」と思った瞬間です。

体育教育をすでに10年以上受けてきたにも関わらず、「楽しい」と思ったことがなかったことに愕然としました。

 

その後、なんだかんだでハイキングが好きになったり(これを運動と呼ぶかはおいといて)、時にはスポーツバイクで何十キロも、何百キロも走ったりするようになりました。

体育は嫌いだけれど、運動はもしかしたら嫌いじゃないのかも。

 

…とまあ、運動嫌いは多少改善されたとは言え、自分のセンスのなさが原因とは言え、学校の体育は今も思い出すとムカッとくるほど大嫌いです。

 

もし教育者の方がいらっしゃったら「どんくさいやつはこう感じていることもある」とどこか心の隅っこにおいといていただければと思います。

大人になったときに「運動は気持ちがよくて、健康にも良い」「スポーツ観戦は楽しい」と素直に思えるように教育していただければ…。

(たぶん、どの教科においてもそうなんでしょうけれどね。特に音楽とか。)

 

震災と大三島

大三島に移住する直前に住んで、仕事をしていた北摂エリアが地震で大変なことになっています。

とりあえず、親戚や知人は無事だったようで良かった…けれど、やはり相当な地震だったのは事実なようで、知り合いの家でも食器が飛んだ、冷蔵庫が勝手に開いて中身が散らかった、ガラスが割れた、棚が倒れた…などの被害が出ているようです。

 

 

 

子供の頃、阪神大震災で祖父母の家を失っています。

子供の記憶なので曖昧ではありますが、相当なショックだったのは間違いありません。

当時住んでいた岡山でも結構揺れました。

テレビが映し出す、街全体を包み込む火事や阪神高速が倒れている姿…その記憶はしっかり残っています。

 

東日本大震災が起きたのは京都の病院で実習をさせてもらっていたときです。

ちょうど混合作業をするために吊るしていた抗がん剤の点滴がブラブラと揺れて、目眩のような感覚がしました。

あの時、ざわつく現場で薬剤師長が「ここは病院だ、落ち着いて現場を回せ、ミスするなよ!」と言ったのは印象的でした。

普段はわりとヘラヘラしている (失礼!)人なのですが。

宿直室のテレビで、綺麗に整えられた畑を黒い海水が走る画像を見てただ事ではないと背筋が凍ったのを思い出します。

その後も患者待合室のテレビで原発が煙を吐くのを見て震えたり。

 

熊本の地震は、正直馴染みのない場所だったので「遠くで起きた自然災害」という感が強かったのですが、この前熊本に初上陸したときに「これは本当に大変な地震だったんだ」と思いました。

サイボーグのような熊本城、町のいたるところに残る傷跡…今も3万人以上の方が仮設住宅暮らしされているそうです。

すでに「過去の話」になりかけているのが怖いところです。

 

 

幸い、私自身はいっぺんも地震で命の危機や生活の不自由を感じたことはありませんが、地震は怖い、とにかく怖いです。

少しでも防災を意識してみようかな、ということで、大三島ハザードマップを貼っつけてみます。

これは南海トラフ地震を想定して作られたマップなので、直下型ならまた別のお話になります。

(ただし、分かっていないだけかもしれませんが、現時点のデータでは大三島活断層は通っていないことになっています。直下型地震が起きる可能性はそんなに高くないのかな、と分析してはいます。)

 

 

 

地震ハザードマップ

http://www.city.imabari.ehime.jp/bousai/bousaimap_jisin/jisin04.pdf

 

津波ハザードマップ

http://www.city.imabari.ehime.jp/bousai/bousaimap_tunami/tunami10.pdf

 

 

*海ぎわ、山ぎわにかたまる集落

*全国平均より進んだ高齢化

*建物の老朽化 (ほとんど既存不適格)

*火災に弱い (集落の作りが狭い、木造密集)

*橋が落ちたら物流遮断

*官公庁機能、防災機能のキャパシティ

*すぐに助けてもらえない地理的要素

 

このへんが課題でしょうか。

 

 

 

一方で大三島の良さもあります。

 

*帰宅難民、公共交通機関難民は生まれない

*集落内、だいたい顔のわかる人間関係

*瀬戸内海なので津波到達に地震発生から200分以上かかる (最大規模の南海トラフ地震で想定、尾道市で290分程度)

*そもそもの人口が少ない

*プロパンガスなので都市ガスに比べて復旧が早いと思われる

*安全な「建物や地下構造がないところ」がある

*大工や土木作業に慣れた人が多い

*薪やかまどの扱いに長けた人が多い

*何かしら食べられるものがある、初期2〜3日ならなんとかなりそう

*近くに火山はない

 

 

 

うーん、まぁ、やはり、一般的に言われるように

 

*水の確保

*加工せずに食べられる非常食の確保

*トイレ含め衛生に対する準備

*避難経路や家族との再会場所の確認

*家具固定、転倒防止対策

*家族のうち、子どもや高齢者など、自力で逃げられない人の防災、避難計画

 

…らへんは必須ですね。

早速、夫氏と「どこに逃げるか」は確認しました。

水と非常食は避難バッグを早々に作ろうと思います。

 

 

 

今回の大阪の地震をはじめ、これまでの大きな地震の被害にあわれた方たちには、募金ぐらいしかできませんが一日でも早く普段の生活に戻れるように応援しています。

いちじくのタルトと和紅茶

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後生大事に去年のいちじくを冷凍保存していたのですが、もうぼちぼち今年のいちじくが出回るし…ということで去年のいちじくをいっぺんに解凍、タルトにしました。

 

合わせたのは静岡は藤枝の和紅茶 瀬戸谷もみじ。

茶葉そのものの甘みや香りが上手に出ていて、嫌味のない紅茶です。

ティーカップみたいな洒落たものではなく、マグカップなんかでたっぷり飲みたい、そんな紅茶。

気取らないお菓子やふだんの食事によく合います。

 

今回のタルト生地はバター不使用。

いちじくフィリングに入れたほんの少しのバター、そしてきび砂糖とくるみでコクを出しました。

なんとも素朴な味。

 

我ながらなんとよい組み合わせのデザート!!

きょうのいちにち

今日の大三島は昼過ぎまで晴れ、そこからは雨。

たらたらと今日1日を日記風にしたためてみます。

 

 

 

午前中は洗濯、掃除、畑作業。

 

曇り空、涼しい風の中で畑作業は最高に気持ちがいいものです。

にんにくがたくさん採れました。

 

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我が家の必需品のひとつに『にんにく油』というものがあるのですが、これを作るために今年も育てました。

怪しい健康食品のようですが、作り方はいたって簡単。

 

①にんにくの皮をむき、適当な大きさに切る (我が家はみじん切り)

②清潔な瓶に切ったにんにくを入れ、オリーブ油を注ぐ

 

以上!!

 

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これが、本当に便利。

香りが油に溶け込んでいるので、油だけ使っても美味しい、沈んでいるにんにくを使っても美味しい。

 

にんにくって美味しいけれど、そもそも剥いたり切ったりが面倒なんですよね…手とか爪とかまな板とか臭くなるし…

ひとかけらも使い切れなかったりするし…

 

にんにく油は保存が効くので一度にある程度の量を仕込んでしまえばあとはスプーンですくうだけで使用できます。

使用量もひとかけら単位から解放!

油一滴でも、ドサっとにんにくスプーンいっぱいでも、自由自在。

 

 

 

お昼はうどん。

茹で野菜をストックしていたのでパパッと準備できて自己満足。

 

 

 

午後はちょっと前に島にできたコインランドリーへ。

 

夜が冷えるのでずっと毛布を出しっぱなしにしていたのですが、最近はさすがに不要になってきたのでお洗濯。

会社の研修でウィークリーマンションに住んでいたとき以来のコインランドリー、普段は洗濯機 & 天日干しですが、大物洗いや雨の日にはなかなか便利なものですね。

文明の利器スバラシイ!

 

 

 

そしてゲストハウス 兼 自宅になる予定の家をお片づけ。

わりと既に物が片付けてあった物件ではありますが、家具やら何かの道具やら残っているものを整理。

前から分かっていたものの、雨漏りを再確認…うわぁ…あ、ゲストハウスになる場所ではないのでご安心を。

 

 

 

マーレグラッシアで海水温泉に浸かって、サウナでストレッチ。

テレビで見た猫背体操を毎日やってたら肩こりが少しマシになってきた気がします。

中学校の時の数学の先生が『コツコツがコツ』と言っていたのをふいに思い出して、あぁ、なるほどな、と三十路を超えて納得したり。

オトナの言うことには嘘が多いけれど、なかにはキラリと光る教訓もありますね。

真実の言葉を選り分ける嗅覚がないと騙されるばかりで世の中を信じられなくなるだけ、渡る世間は鬼ばかり…勘のいい人間になるには教養も必要で、やはり世の中そう甘くない。

 

 

 

夜ご飯はれんちょがれい (したびらめ、この辺では安く手に入ります) のムニエル、野菜のソテー、小松菜のおひたし、ザワークラウト風キャベツのピクルス、デザートに甘夏と自家製釜炒り茶。

何やら怪しげな無国籍料理ですが、れんちょがれいのムニエル、野菜のソテーは近年稀に見るハイレベルなお味になりました。

バター大正義。

 

 

 

これから後は梅シロップを浸けて、パソコン仕事でもしようかなー。

音楽はフジ子・ヘミングのピアノ。

雨の日に聴きたくなります。

 

 

ここのところ続けて悪夢を見ているので寝るのがしんどい…内容は覚えていないものの精神に堪える系の夢。

さして悩んでいることは無いのになぁ…。

 

 

 

今夜はいい夢見られますように。

釜炒り茶を作ってみた

新宮で分けてもらった茶の葉を加工してみました。

 

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↑ こんな感じ!!釜炒り茶らしい黄色い水色。萎凋香 (茶の葉が酵素反応で作り出す独特の香り) がフワリと漂い、釜炒りらしい香ばしさもあります。(製造ミスによるコゲとも言えますが、それもご愛嬌)

 

 

 

お茶の作り方は熊本の阿蘇や八代の作り手さんに教えてもらいました。

 

本当に、ひとりの人間としても、職人さんとしても、素晴らしい作り手さんたちで、一度お会いしてお話を聞かせてもらっただけで私は彼らのファンになってしまいました。

 

このことはいつかドカンとまとめて書きたいですが、またの機会に。

 

 

 

本格的な製茶の機械を持っているわけではないので、おそらく「昔のひとたちが初夏の楽しみとして作っていた」釜炒り茶そのものだと思います。

 

使用した道具は

 

*薪

*ドラム缶のかまど

*大鍋

*竹ザル

*箕 (み、ザルに似た道具)

 

のみ。

 

 

 

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↑ 使用したのはヤブキタ種、日本のお茶はほぼこの品種といっても過言ではありません。

 

 

 

ざっくり製造法はこちら。

 

竹ザルで萎凋 (いちょう) : 適度な水分量になるように、そして香りを生み出すために茶葉を萎れさせる

釜炒りして殺青 (さっせい) : 酵素反応を完全に停止させるため高温で加熱

揉捻 (じゅうねん) : 箕で葉っぱを揉み、抽出しやすくするとともに形成、水分の揉み出し

釜で乾燥 : 低温でかき混ぜながら乾燥、このときにも香りが変化します

 

 

いろいろ温度やら時間やら、いわゆる「プロトコルの数字」を教えてもらいましたが、お茶づくりに関わる人たちが必ず言うことは

 

「最後は感覚」

 

だったりします。

 

 

 

今回実際に製茶の真似事をしてみて、たしかに!!と思いました。

 

鼻レーダーやベロメーター、温感センサーをフル動員して作る感じ…こればかりは文字にはしにくいことかもしれません。

 

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↑ これは殺青の場面。熱いッス。めっちゃ熱いッス。

 

 

 

記念すべき初釜炒り茶、まずは茶葉を分けてくれた新宮の方やお世話になった熊本の職人さんたち、彼らと結びつけてくれた奇跡の仲人 (彼との奇跡の出会いもまたの機会に書きたいと思います。) に味わってもらおうと思います。

 

なんと評価されるか、楽しみです。

 

(初釜炒り茶の完成に感激しすぎて、自身の感覚がイマイチ信用できません。初めて作ったにしてはとても美味しいと思っているけれど、そんなことないかもしれない…。)

生音チャージ!!

長いこと楽器やらバンドやらしているせいか、しばらく生音 (CDなどの音源ではなく、ライブの、生の、音) を聴かないとなんとなくしんどく、なんとなく疲れてきます。

 

というわけで、生音チャージを時々するのですが、今回の生音チャージは素晴らしかったぁ!!!

 

(しばらく生音聴いてないのにぜんぜん生音聴きたくない…ってなっているときは相当疲れている証拠。健康バロメーター的な要素もあって、私にとってはとても大切な時間なのです。)

 

行ってきたのはコチラ!

 

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1st. setはNYTCによるプレイ。

ビッグネームですよね…

 

プロと名乗るプレイヤーはその心意気や覚悟含め皆さん素晴らしいと思いますが、こちらも「プロやねんから何かスゴイもん聴かせてくれんと驚かんぞ」みたいな感覚が心のどこかにあるものです。

いやー、それにしても今回は想像を超えて素晴らしかった!!

プロとしてスゴイのは勿論、それ以上にアツかった!!

クールな外見、クレバーでスマートな演奏…それなのに、アツい…ギャップ萌え。

(こんな感想で締めくくったら怒られそうですが。)

 

 

2nd. setはSWJOやKSJOとNYTCの共演。

 

私をジャズ沼に引きずり込んだギラギラしてカッコいい社会人バンドがSWJO、そのSWJOがいたいけな学生らにジャズ沼の言語を教え (て立派なジャズ沼住人に仕立て上げる) 学生バンドがKSJOです。

毎度毎度ですが胸熱。

今回、出演3バンドが共演してプレイしたTake the A trainは個人的にも特に思い入れのある曲だというのもあって思わず涙しそうになりました。

 

 

enc.も楽しかった〜、これは内緒。

今回NYTCはツアーで来日されているのでまだライブ予定がいくつもあります。

近くのライブハウスで名前を見かけたら是非、生のプレイを楽しんでみてください。

ジョナサンのページを貼り付けておきます、ライブスケジュールはこちらから確認できます。

ジョナサン・カッツ - jkatz.net -

 

 

今回は音楽にそう詳しくない夫さんも一緒に行ったのですが、夫さんも目をキラキラさせてノリノリでした。

 

If it sounds good and feels good, then it IS good!

- Duke Ellington -

 

そういうことですよね、エリントン様!

 

 

 

 

香川: 高松に行ってライブを楽しんだあとは、愛媛: 新宮へ移動、快適な車中泊をして2日目は新茶祭りへ。

 

今年の新茶はアッサリとして大変飲みやすい感じでした。

 

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↑ 新宮、霧の森。美しい山と川、空気は澄んで生き物の気配がそこかしこからします。こんな恵まれた環境で育ったお茶は美味いに決まってる!

 

新茶祭りイベントで茶葉を積ませてもらって持ち帰り、夫さんは釜炒り茶作りを挑戦、私はその手伝いをしつつも庭木をズバズバ剪定。

 

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↑ 火加減が超難しい!教えてもらった通りにすることすら難しい!だいぶ焦げたわりにきちんと殺青 (茶葉の酵素を失活させること) 出来ているのか不安。最後の工程の乾燥が終わったら飲んでみますが、果たしてうまく出来ているのやら?!

 

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↑before

 

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↑ after

 

こちらは本日の「私も働いたぞ証明写真」

 

門かぶりの槙の剪定が中途半端になっていたので再度アホ毛を摘み取り、多少枝を空きました。

クロガネモチは思い切ってバッサリ。過去に止めたと思われる場所で再度芯を止め、枝をカット、カット。上のほうの枝がピョンピョンしてるのはスタミナが切れた結果です。もうヘトヘトよ…。庭師さん、果樹農家さんなどマジ尊敬。

 

近所のおじちゃんおばちゃんに「あんなにボーボーだったのがこんなに綺麗になって素晴らしい!」と言われたのがお世辞でも嬉しかったです。ありがとうおじちゃんおばちゃん。