休日医療に貢献する
因島では、すべての休日医療を因島医師会病院が担当しています。
土日も、祝日も休みなしです。
もちろん医師は交代していますし、その他スタッフも分担してやっています。
私の勤める薬局は因島の休日処方箋に対応する役割も担っているので、交代で休日当番に入ることがあります。
この時期だとインフルエンザやお腹の風邪なんかで病院にかかる人が多くなりますね。
だいぶ終息してきたように感じていますが。
地域医療の一端を担っているという小さな自己満足感で当番を受け持つわけですが、ここで困ることがひとつ!
インフルエンザの流行シーズンなどは忙しいのですが、そうでもない時期だとやはり休日に受診する人は少ないです。
休日加算などがつくので、医療費も高くつきますしね。
急病も少なく、みな健康でみな幸せ!メデタシ!
…なので…暇なのです!!
暇というと語弊があるかもしれませんが、持ち場を離れるわけにもいかず、かといって薬局で出来ることは限られている…時間を持て余すのです。
毎回、まず、たまっていた仕事や片付け、文献の整理をするのですが、たいてい綺麗に終わります。
あんまり携帯でゲームとかすると通信量が多くなってしまうので避けたいし…
電話やFAX、患者さんに気がつかなかったらいけないので音楽などはダメ。
あんまり集中しすぎちゃうものもダメ。
そこで役に立つのが本です。
大三島図書館で借りた本が救世主!
ふだんは暇があるとすぐに何かゴソゴソしはじめてしまうので、ゆっくり本を読むことも少ないです。
当番のあいた時間は貴重な読書時間といえばそうかもしれません。
そんな休日当番の日に面白かった本をひとつ紹介
『イギリス菓子図鑑 お菓子の由来と作り方』
羽根則子 著
レシピはまだ試していないのでどうか分かりませんが、レシピとは別に1つのお菓子に対してほぼ1ページ以上のウンチクが語られています。
漫画家の森薫さんが大好きなのですが、きっと彼女が見たらよだれを垂らして喜ぶと思われます。というか、すでに読んでいる気がします。(なんと分かりにくいレビュー!)
イギリス菓子ってぶっちゃけ甘くてボソボソで地味でそんなに美味しくない…というイメージだったのですが、この本を読むと、気候風土が生み出す食材と、食べ物が今ほどにはない時代や冷蔵庫がない時代の工夫と遊び心、それと貴族文化が融合して出来た奇跡の一品なのだと思えてきました。
これはレシピを試してみねば!!