紅茶飲み比べ 『ウバ』尾道紅茶 vs ティージュ
紅茶の飲み比べをして遊んでみました。
同じお茶の木から、しかも同じスリランカの、同じウバなのに、こんなに違う!
↑ まずは茶葉の違いから
左がティージュ、右が尾道紅茶です。
葉っぱはティージュの方が大きいですね。
尾道紅茶は茎が少なく細かい印象。
香りは尾道紅茶の方が甘く、ティージュの方が針葉樹のウッドチップの様な爽やかな香り。
↑ 淹れてみました
同じ 4g / 300ml / 2分半 の条件で淹れましたが、色が異なりますね。
いわゆるサロメチール香は明らかにティージュの方が上、そして涼しい渋み (ゴーヤの様な、と言うと怒られそうですが) も遥かにあります。いわゆるウバ!紛うことなきウバ!
尾道紅茶は全体的にマイルドで優しい味、キャンディやディンブラに通じるまろやかさが舌に優しい感じ。え?!これは紅茶なの?!というぐらい、甘い花の様な香りがします。
お菓子に使った生クリームの残りを少し入れてみましたが、ティージュのウバはなんとも絶妙!美味しい!少し尖った渋みがクリームとよくマッチしてなんとも言えない美味しさです。
尾道紅茶はクリームに負けましたね、素直な良い子なのに、うまく活躍できなかった、といった印象。
尾道紅茶はウバも、他のものも全体的に「シブいお茶は苦手!」という人向けだと思います。
ストレートティーで飲むのに良いですね。アイスティーにしても爽やかで個人的には大好きです。
花の様な香りを楽しむ、優しいお茶です。
お店のご主人も優しそうな方ですが、お茶もなんだか、そんな感じです。(なんとも分かりにくい表現。日本語が不自由で困る。)
ティージュのウバは今回初めて飲んでみましたが、それなりのお菓子を準備して、英国風にミルクと砂糖をドバッと入れて飲むのに良いですね。ウバの特徴を知るにはとても良いです。
ウバといえばセイロン(スリランカ)紅茶のハイグロウン(高地栽培)代表選手。
一般的にはパンチの効いたサロメチール香(マントの様な爽やかな香り)と清々しい渋みを味わうお茶と評されますが、実はいろいろな特徴を持ったものがあります。
茶摘みの時期や、茶園、製茶工場、輸入する会社のこだわりなどが出て非常に飲み比べが楽しいです。
やっぱりお茶は面白いですね。