大三島に移住した某薬剤師の脳みその中

生き物らしく生きたい!と思い大三島へ。毎日が冒険。

島の生き物 〜ミサゴ〜

この前の休日に少し島の周りをドライブした際見つけました。

 

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↑ 写真は小さくて分かりにくいですが、ミサゴです。大きな魚を捕まえたところ。

 

魚を主に食べる猛禽類で、腹は白と黒の2色、トレードマークの目を通る黒い線がオシャレです。

トンビと大きさは似ていますが尻尾の形はトンビがビシッと三角形、ミサゴは丸い形です。

トンビはくるくると回りながら滑空しますが、ミサゴはわりと直線的に飛びます。

魚を見つけると一点でホバリングをして狙いを定め、急降下して水に飛び込んでいきます。

トンビは一点でホバリングするような飛び方はできないので慣れてくればすぐに見分けがつきます。

 

ミサゴの脚は数ある鳥の中でも特殊なもので、可変対趾足 ( かへんたいしそく ) を持ちます。

これは第4趾が前にも後にも動く構造のことを指し、フクロウの仲間とミサゴのみに見られます。

つるつるとすべる魚をしっかりと掴むための進化なのでしょう。

 

結構派手に水に突っ込んで狩りをするので迫力があります。

この個体を見つけた時も思いっきり海に突っ込んで、見事大きな魚を捕まえたところでした。

 

昔から魚鷹 (うおたか) と呼ばれて親しまれてきた鳥ですが、準絶滅危惧(NT): 現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種、ということになっています。

 

環境の変化で絶滅する種がいるのは仕方がないことだと思いますが、ミサゴのように優雅で美しい生き物は今後も繁栄してほしいなぁ、と思ってしまうのは私の勝手な欲目でしょうね。