大三島に移住した某薬剤師の脳みその中

生き物らしく生きたい!と思い大三島へ。毎日が冒険。

近況報告

お久しぶりです。

生きています。

 

最近、はじめて出会った人から「ブログ読んでます!」と言われて仰天しました。

間違いなく「島ぐらし」「田舎暮らし」「移住」「しまなみ海道」「大三島」…このあたりのワードに対する関心が強まっているのを感じます。

ろくな記事は書きませんが、私は私なりにここ、大三島での生活を楽しんでいます。

それをお伝え出来れば…ええ、ほんまにろくな記事は書きませんが。ふふふ。

 

 

さてさて、ずいぶん長いことだんまりを決め込んでいたのには訳があります。

簡潔にお伝えすると「ゲストハウスにする予定だった物件がボロすぎて新築に計画変更」「前の計画ですらギリギリだったのにさらに金欠」「建築士さん、大工さん、その他大勢巻き込んでハチャメチャ」の豪華三本立て。

これがサザエさんならば「こらー!カツオ!」で楽しく終われそうな内容ですが、そうはいかないのが世の常、関係者各位に多大なる迷惑をかけ散らかしつつ、それでも手取り足取りいろいろ入れ知恵してもらい、ない頭を絞りに絞って、なんとかかんとか次の計画が見えてきました。

ぼんやりですよ、ほんと。

高山でガスに巻かれた感覚です。

 

とにかく基礎や家の芯になる柱が滅茶苦茶でした。

こればかりは壁や床をはがしてみないとわからない部分…建築士さんも目を白黒させて「いやはやこれは…」と困惑。

せっかく作ってもらっていた設計やいろんな計画も文字通りすべて白紙に戻しました。

お客さんが泊まる部分で「ぴかぴかに見えるけど実は基礎や柱はぐずぐずですねん、てへぺろ」ってわけにはいかないので、規模を縮小してでもとにかく「安全に、快適に」作ってもらうことにしました。

もう少し先が見えてきたらまたご報告いたします。

 

 

まあ、こんな暗雲たれこめた報告はそこそこにして、今日は珍しく「ザ・オフ!」だったので大島までいってきました。

大島は大三島の隣の隣、少し大三島より小さくて、少し大三島より人口が多い島です。

今日の目的地はばら公園、「ばらとマルシェ」というイベントにお邪魔しました。

 

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様々な種類のバラが植えられているのでぶらぶら歩くだけでも楽しいです。

学生時代などはあまり好きになれない花でしたが、今は素直に綺麗だなぁ…と思います。

最近気づいたことなのですが、自意識過剰のわたくし、何事に関しても「他人に何か言われる」のを恐れて素直に鑑賞したり意見や感想を持ったりできない部分が大いにあります。

きっとバラに関しても、「バラが好きなんて言ったら気取っている、女々しいとか言われそう」だからあんまり好きになれなかったのでは、と今では分析できるようになりました。(女々しい、に関してもいろいろ意味があるのでビビりながら書いています。でも、「女々しい」という単語がいちばんしっくりくるので、あえて使用。)

世の中そんなに私の一挙手一投足を見てるわけないのに。

ちょっと年を取るにつれ自由になってきているのかも。

 

バラを愛でつつ、ライブを聴いたり、軽食や飲み物を頂いたり。

このあたりの島のイベントはお客さんやお店の人やスタッフの人などお互いの顔が見えて楽しいです。

新しい知り合いができたり、発見があったり。

島暮らしの楽しい部分です。

 

 

楽しむついでに余計なお買い物もしてしまった…。

それがこの子。

 

ガステリア 子宝

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ああ…しばらくは増やさないでおこうと思っていたのに…。

子宝だけれど、子株は完全に子宝錦だよね…春までおいといて、株分けしてみよう。

 

帰りに大三島の海岸で楽器の練習。

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贅沢ですね~、ほんと、贅沢!!

すっかりなまっているのでリハビリ練習…指が回らない…。

唇の器用さがなくなっているのでしばらくフリューゲルに乗り換えて口先練習をしようかなぁ…。

(そもそも全く別の楽器なので互換性はないですが、ラッパばかり吹いているとどうも強引な息押しプレイばかりしがちなので反省を込めて…。)

 

 

今日はとても自由に楽しみました。

明日からの活力が湧くってもんです。

秋のお祭り

島民が一様にソワソワしてしまう秋のお祭りが終わりました。

 

車で一周1時間ぐらいの島ですが、集落ごとにそれはそれはいろんな祭があります。

出し物があったり、踊りがあったり、送り火があったり、山車があったり…

 

我が台 (うてな) 地区の祭はお神輿と獅子舞が中心。

子どもたちは大きな声で歌を歌いながら、大人たちは伊勢音頭とともに大神輿をひきます。

獅子舞は店や家を回っては舞を披露します。

私は獅子舞の笛を吹かせてもらいました。

 

台 (うてな) の獅子舞はとにかく低く、睨みが効いています。

ピョンピョン跳ねたり、回ったりする派手さはあまりありませんが、獲物を狙う虎の如くヌルリ、ヌルリ、と地面を這いながら上を睨みつける姿は凄みがあります。

台 (うてな) の獅子舞、最高です。

 

来年からはゲストハウス 兼 自宅のある宮浦地区に引っ越すので、台 (うてな) 地区でのお祭りは最後。

名残惜しくもめちゃくちゃ楽しみました。

集落の先輩諸氏、いろいろと教えていただいてありがとうございました!!

 

 

 

…だけで終われば良かったんですが、何あのタイミングの悪い台風24号!!

ドンピシャで大荒れでした。(でも、一部中止になりつつもお祭りは決行!!)

 

神輿も獅子もビニールハウスなんかに使われる農業用ビニールで即席のカッパをつくり、立派な姿がどうもきちんと見えない…残念!!

普段ならバシャバシャ写真を撮るところですが、そんな余裕もなく…。

篠笛はまるで水洗いしたかの如く水浸し…。

体は濡れるわ、風が吹いて寒いわ、回れる場所も限られるわ…ホント踏んだり蹴ったり!!

 

台風だけはホンマに余分なお祭りになりました。

 

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↑ 獅子の着物が濡れて重くなる!!汚れる!!へばりつく!!足元ぐちょぐちょ!!いくらビニールはっても太鼓の皮も傷むし、各々の装束や服もびしょ濡れ。みんな本当にお疲れ様でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲストハウス近況 2018.9.17 〜100平米の壁〜

さてさて、ゲストハウスのことですが…

 

事業計画、物件取得、近くの方たちにご挨拶、金策、協力してくれる専門家探し、彼らとの打ち合わせ…といろいろ乗り越えて、とうとう解体工事が始まりました!!

 

 

 

ゲストハウスを作るにあたり、まず話題になるのが『100平米の壁』問題。

 

建築基準法で『建物を作る際には用途を定めなくてはいけない』と定められています。

ゲストハウスを民家改修して作る場合、必ず『住宅』という用途から『ホテル,旅館』に変更しなければなりません。

用途が違えば構造、設備、避難経路、耐火性能、消防設備など建築基準が変わるため、それをクリアするためには専門家に確認してもらう必要がありますし、お金もかかります。

 

そこで出てくるのが先ほどの『100平米の壁』という言葉。

100平米以下の建物の場合、用途変更は不要になります。(つまり、必ずしも専門家に相談しなくてもなんとかなる場合があります。)

もちろん建築基準を満たす必要はあります。(結局、専門家への相談は必要、ということ。)

しかし、一部の悪質なゲストハウスなどはこれを『用途変更不要→専門家のチェックが入らない→建築基準も満たさなくてもいい→お金かからない→ラッキー!』と解釈して、建築基準を満たさないまま営業を開始していたりします。

ブログなどで堂々と『ゲストハウスにするならば100平米以下の物件を探そう!安上がりで営業開始できる!』なんて書いてたり…。(確かに広いよりは狭い方が一般的に工賃は安上がりですが…。あと、賃料が高いエリアの場合は用途変更にかかる時間も馬鹿にならないので一概に嘘とは言えません。しかし、「セルフリノベーションでいける!」とか、「専門家不要!」とか主張する人もいたりするので、それは違うがな…と思うわけです。)

最近、京都などではそういった違法建築ゲストハウスの摘発強化、なんてニュースもありますね。

さらに、摘発されそうだと察知した違法建築ゲストハウスオーナーが『この物件ならばすぐにゲストハウスが開業できますよ!』と売り抜けしたりするケースまであるそう。

なんて悪質な…。

 

 

 

で、ウチはと言えば…

☆★☆100平米、軽く超えてます☆★☆

…いや、それが良くて物件選んだんですけれどね!

狭いゲストハウスより、ゆったりしたゲストハウスの方が良いもんね!!

…というわけで、我らがゲストハウス『トマリギ』は建築士の先生方をお迎えして、バッチリ建築基準をクリアし、用途変更もしっかり致します。

お金はかかりますが、夫婦ともに『安心安全のゲストハウスにしたい』という気持ちは一致しているので、建築士の先生方ともども頑張ります。

 

 

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↑ 二棟続いているのが分かるでしょうか??ゲストハウスになるのは左の棟です。真ん中の渡り廊下は建築基準や消防上の問題となるため取り壊します。なぜ二階の浮いた場所にドアがあるのかは謎。

 

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↑ 天井がバリバリとはがされていきます。

 

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↑ レトロな柄が入ったガラス戸をいっぱい廃棄することになりました。島で木工をされている方が引き取って下さいました!可愛らしい作品になるはず。

 

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↑ ほとんど土壁です。壊していくと小舞竹と呼ばれる竹の格子が出てきます。

 

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↑ 涼しくなってきて良かった良かった…と思いきや蚊がすごい!!蚊取り線香大活躍!!

 

 

 

 

 

 

 

夏はヤマノ

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↑ 家でラッパの練習がモリモリできたらいいのになぁ…

 

 

学バン (大学生のジャズビッグバンド) 出身の腐れラッパ吹きとしては、やはりヤマノ (ヤマノビッグバンドジャズコンテスト、夏の全国大会みたいなもん) というのは何やらアツくなってしまうものです。

野球好きがあーだこーだと問題点を挙げつつも甲子園を熱心に見ているようなものです。

 

機材車 (楽器を運ぶために借りる車、たいていハイエースとかボンゴとか) の賃料や移動費、スタジオ代などほんまに金がかかっていつもバンドのお財布はピーピーで大変だったなぁ…でもバンドでプレイするのは本当に楽しかった!!

 

学年が変わってメンバーが入れ替わり、最初は文字通り不協和音ばかりだったのが、だんだんメンバーの癖やら好みやらが分かるにつれお互いに音が寄り添って来るんです。

練習で技術的に出来ることが増え、サウンドが良くなるのは事実ですが、それたけではどうも説明がつかない「このメンバーだからできるプレイ」が見えてくるのがこのヤマノらへんでした。(あ、これは参加していたバンドの年間スケジュールならば、ですけれどね。)

 

 

 

私の参加していたバンドは年がら年中、Duke

 Ellingtonの作品ばかりやっていたちょっと変わったバンドでした。

…うーん、これがホント、奇跡だったと言うべきか、泥沼の入り口だったと言うべきか。

時に理解不能で暴力的で気色悪い、それでいて常に甘美で紳士で大らかで力強いEllington Music…はじめは身体が受け付けませんでした。

こちらのキャパオーバーというべきでしょうか…!

ピカソが何やらすごいのは分かるけれど、好きにはなれない!的な感覚。

それでも、熱心な先輩ほだされ、楽器を吹くことがもともと好きなのもあって練習し始めてからは、もうズブズブ…。

宇宙や命や心を学問しているような感覚に近かったように思います。

Ellington に関しては好き嫌いを通り越しました。

他のミュージシャンの作品も聴くし、演るし、好きなものも沢山あるけれど、Ellington に関しては今でも特別!!

胸がギューっと、血液がグラグラっと、空気が急に濃くなったような、そんな感覚があります。

 

 

 

今年のヤマノも盛り上がったようです。

顔も知らない後輩さんたちが素晴らしい演奏をしたらしい、という噂を聞いて胸が熱くなっています。

あのバンド、このバンドも素晴らしかったそうだ、と大会結果発表を見てニヤニヤしています。

 

どこかで聴きに行きたいなぁ…ホント、ライブはいい、ビッグバンドはいい!

 

 

 

絶対いつか島でビッグバンドやります。

みんなはじめは腰抜かして目を白黒させて、そのうちノリノリになってイェイ!とか言ってくれるようになったら最高です。

今はゲストハウス計画で手一杯ですが、絶対、絶対、この計画は実現します。

 

 

ヤマノ関係者各位、お疲れ様でした。

顔も知らぬ後輩さんたち、お疲れ様でした。

おじいちゃんとおばあちゃん

京都の母が送り火の写真を送ってきてくれました。

 

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もう亡くなって何年も経ちますが、父方の祖父母の影響は大きいなぁ、と今更思うことしばしば。

 

 

 

祖父はいつもニコニコ、トランプやらボードゲームやら花札やら、遊んでくれとせがめばいつまでも付き合ってくれました。

そんな祖父が固い顔をしたのは思いつく限り一度だけ。

公園で一輪車の練習をしていて (だったかなぁ?) 転び、左手小指をガラスで切った時ぐらいのような気がします。

網戸を洗ったり障子を張り替えるお手伝い (9割邪魔しているだけ) するの、楽しかったなぁ。

あの時代の男の人としては本当に威張ったところのないおじいちゃん、大好きでした。

ひとが亡くなるとはどういうことなのか、はじめて理解したのはおじいちゃんの最期でした。

 

 

 

祖母はとてもよく頭が回る賢い人でした。

歳をとってからは持病の影響もあって気難しい部分もありましたが、子供ながらに「将来はこんな事をしたい」「私はこんなことを考えている」などといった事に関してはいつでも真剣に話を聞いてくれました。

孫の私にはとても優しかったですが、ふわふわとした考えに対する確認や質問は非常にシビアでした。

おばあちゃんと「今」話すことができたら何を言われるかなぁ…、いまでもときどきエアーおばあちゃんと脳内空想ディスカッションをすることがあります。

誇れる身体的特徴がない私ですが、唯一とても気に入っている手の爪は祖母そっくりです。

 

 

 

 

何かの宿題で2人に戦争体験を聞いたことがあります。

内容はあまり覚えてはいないのですが、あのおじいちゃんとおばあちゃんが年表上のたったの数行にすぎない「第二次世界大戦」を必死の思いで乗り越えてきたのを聞いて、歴史と今は繋がっているのを強く感じたのを覚えています。

本や教科書に書いてあることでも直接体験したり、直接体験した人から学ぶのは違う。

…そんなことを教えてくれました。

 

 

 

おじいちゃんも、おばあちゃんも、雲の隙間から、草の陰から、私を見てくれているのを感じます。

きっとハラハラしながら見てるんだろうなぁ…フラフラした孫ですいません。

 

 

 

お盆も終わりです。

なついあつ。

暑いです。

連日、嘘のように暑いです。

この暑さを倉庫とかに溜めておいて冬に使いたいぐらい。

(昔のメイン燃料、薪はまさにそれですよね。夏育った木を切って、冬に燃やす。よく出来ているなぁ…。)

普段は冷房の効いた薬局にいるので、明らかに「楽してる」のですが、その甘えた身体のコンディションで休日草を刈ったりするともうフラフラ…。

 

 

海が綺麗です。

夕焼けなど、嘘のように綺麗です。

この前の夕焼けはモモイロペリカンの繁殖期の首の色でした。

夫氏にそう言ったら「よく分からん」と笑われました。

夕焼けも、夫氏とのくだらない会話も、幸せな時間。

ユウレイクラゲがふわふわしていたり、フナムシがゴソゴソしていたり、サヨリがピシャピシャ跳ねたり、海が本当に好きです。

 

 

丁寧になんか暮らせません。

暑いから、疲れているから…服も適当、ご飯も適当、掃除も片付けも適当。

洗面器がピカッとしていない…髪の毛が落ちている…楽譜や読みかけの本が散乱している…

庭の草木は水をやってもやってもチリチリに葉が巻いてしまうし、それなのに雑草は伸びてくるし。

それに猪に掘り返さたし。

腹立つから猪肉でドライカレー作って食べてやったけど。

とにかくあちこちささくれています。

まぁ、そもそも『丁寧に暮らす』なんてくそくらえなんですけれどね。

生きてるだけで儲けもの、ほんと、そんな暑さです。

 

 

ほんと、なついあつです。

 

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↑ ユウレイクラゲは本当に幽霊のよう。

 

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↑ 白い点々すべてユウレイクラゲ。

 

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↑ 豆アジが釣れた。夫氏と2人で食べるにはこんなもんで十分。

 

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↑ 猪はドライカレーとなってお腹へ。

 

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↑ 楽器の練習。すぐバテるのが悲しい。

 

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↑ 大雨までは調子良かった野菜たち、最近は暑すぎて弱ってる。

 

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↑ カノコガは可愛い。お洒落すぎる。

 

 

 

 

豪雨その後

定型文で申し訳ありません…が、これ以上マトモな日本語が出てこないので…

 

このたびの西日本を中心とした「平成30年7月豪雨」災害により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災され不自由な生活を余儀なくされている皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 

 

わたしの住む大三島もひどい雨でした。

こんなに激しく長く雨が降るなんて、想像もしていませんでした。

朝も、昼も、夜も、雨。

それがずーっと続くんです。

滅入る…そしてジワジワと怖くなってくる…。

 

私や夫氏は無事、家に関してもこれといって大きな被害は受けませんでした。

しかし、可愛がっていた鶏が二羽とも何者かにやられました。

一羽はさらわれ、一羽は変わり果てた姿で発見されました。

木が雨に濡れたり湿って柔らかくなっていたんでしょうね…釘や金具が引き抜かれ、金網が押し広げられていました。

おそらく鶏たちは騒いだんでしょうが、雨の音でひとつも気付きませんでした。

申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

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大三島で亡くなった方は幸いいないそうですが、浸水被害や土砂流入による被害は起きました。

島の温浴施設、多々羅温泉も被災し、営業再開の見通しは立っていません。

 

ただ、一時営業が出来なかった飲食店などの店舗もほぼ通常通りの営業に戻っています。

観光などに来られる際は路面状況によく気をつけてお越しくださいね。

 

 

職場は因島、こちらは広島県尾道市になり、行政区が異なるので状況は異なります。

三原市、本郷の浄水場が浸水被害で一時停止してしまったため、いまだに断水しています。

テレビで報道されるような派手な被害ではないものの、この暑さでお風呂に入れず、洗濯もできず、そして何よりトイレが流せないのはしんどい!!

トイレ回数を減らすために水分摂取を控えている患者さんもいます…必死で飲んで!飲んで!と指導するものの、高齢者や身体が不自由な人たちにとって水汲みも大きな負担…事態の深刻化は避けられません。

職場でも断水していない地域に住んでいる職員や井戸をもっている職員で水を持ち寄り、なんとかしのいでいる状態です。

 

それでも、断水の解除の予定は立っていますし、日に日に道路状況や物流が良くなってきました。

この暑さの中、休みも夜も返上して市民生活のために頑張ってくださっている人たちには本当に頭が下がる思いです。

 

 

ふだん自然に生かされているのを感じていますが、こんな圧倒的な力を見せつけられるとゾッとします。

水、電気、ガス、物流などのインフラが失われた時の不安や不便は想像を絶するものがあります。

ホント、人ごとでなく被災時の家族合流場所打ち合わせや、子供やお年寄りの早めの避難計画、避難セットの準備はすべし!!マジすべし!!

 

 

そして、お手伝い出来る人はお手伝いして、それ以外の人はガンガン働いて消費して生産すべし!

自粛ムードよくない!!

戦後の焼け跡の奇跡の復活ではないですが、ある種そんな部類のパワーや熱気は必要です。

関係ない人たちまでお通夜みたいな顔して「贅沢は敵だ」とか「人様にリッチな生活見られたら困る」みたいや空気になるのは良くない!!

ギラギラな生活して、休みは遊んで、贅沢して、働くときはバリバリ働く、日常の生活を我慢しない…そしてちょっと落ち着いたらぜひ被災地にもモリモリ遊びにきてジャラジャラお金落としていってくださいませ。

今はそれどころではない被災地ばかりですが、復活には時間がかかります。

今後、国内の経済や雰囲気そのものがとても大事になってきます。

みんなで少し頑張れば日本はだいぶ元気になると思っています。

 

 

この連休はすっかり土砂が流れ込んで浅くなってしまった溝の掃除をしようと思います。

暑すぎて冗談ではなく死にそうですが…そして我が家のアイドル烏骨鶏たちの甘える声が聞こえなくなりとても寂しいのですが…やれることから1つずつやっていこうと思います。