ふんわりお仕事紹介
年末年始のお休みが終わりました。
朝から患者さんがたくさん来局されて、バタバタとした仕事始めになりました。
大三島は愛媛県の北端なので、しまなみ海道を渡ればすぐに広島県に行くことができます。
こちらに移住してからは総合病院の近くの調剤薬局に薬剤師として勤務しています。
薬局の薬剤師って何やってんの?袋詰めでしょ?とよく言われます。
半分正解、半分不正解といったところでしょうか。
袋詰めはもちろんしていますが、患者さんの過去の記録やお薬手帳、お話しした内容などから処方の確認をするのも大事な仕事です。
医師も神様ではないので時には間違うこともありますし、いろんな病院や診療科にかかっている患者さんの場合、薬が重複したり、相性が悪い薬が同時に出てしまうことがあります。
大学では「患者さんが薬を服用するまでのリスクヘッジ最後の関門」なんて教わったっけなぁ…。
患者さんの「薬が飲みにくい」「飲み忘れがひどい」などの相談に乗って解決策を探すコンサル的要素もあったり、処方されている薬の使用法や重要性、注意点などを患者さんに伝えるアドバイザー的要素もあります。
ほら、「薬剤師は袋詰め」ってのは、半分正解、半分不正解みたいでしょ?!
…と偉そうな事を言っても、調剤薬局の薬剤師の仕事の基本はサービス業だと思っています。(個人的な見解ですが。)
価格は医療保険制度に決められているものなのでどうしようもないですが、早く、分かりやすく、お薬・情報を提供できることを目標としています。
前職も医療系ではありましたが、薬剤師として仕事を始めたのは転職してからなので、正真正銘「薬剤師一年生」です。
なんだかんだで一番仕事を理解していないのは私かもしれない!(中途半端な理解は大きな誤解を孕んでいたりするから…)
まずは修行あるのみ。
手始めに研修認定薬剤師の資格を取ろうと思います。
定期的に勉強会や研修会に参加して自己研鑽してますよー、という証明のような資格です。
ひとつの目標としては良いんじゃないかな?!
正直なところ、これだけ技術や人工知能が進化してきているので、袋詰めや単純な処方監査ならば機械でできるようになる気がします。
今でもごく簡単なものならば機械でやっていますしね。
理想論を抜きにしても、患者さん一人一人に合った薬物治療のお手伝いができる薬剤師にならないと、仕事がなくなりそう!
人間が楽するためにいろんな発明をしてきたのに、発明されたもののために人が職を失う…不思議な時代ですね。