大三島に移住した某薬剤師の脳みその中

生き物らしく生きたい!と思い大三島へ。毎日が冒険。

医療の近未来、クソ予想

近未来の話。

 

個々の処方からお薬マニュアルをシステムが瞬時に作って、薬剤師はそれの同意取り係になる未来が見える。

一昔前のケータイ屋みたいに、書類を大量に並べられて、おもくそ早口で説明されて、よく分からんままアレもこれもチェックさせられて、サイン書かされて、ここからは態度一変、一昨日来やがれ、みたいな感じで、さ。

 

患者さんの特性によって理解度や視力聴力などの問題があるので、そこのアジャスターをヒトがやるだけで、情報の基本は機械任せ、というのがわりと現実的な近未来のような気がする。

 

 

確かに、医療も契約だと考えれば非常に合理的だし、責任の所在がはっきりする。
患者サイドとしては「ゆっくり確認できるモノ」があると安心だし、医療者サイド的にも「100%はありえません」と書いときゃまあ訴訟問題になったとしてもいくらかのクッションになるわけで、それはそれでいいんだけれど。

 

ある意味対物業務から対人業務、なんだけれど。
ディストピア感、ね。

 

 

でも、実際もう労働者はどんどん減ってるし、その割に高齢者は捌ききれないほどいるし、どこか機械に頼らないと首が回らない。
すでにネット医薬はこんな感じになってきているし。

 

なんかひっかかるやり方だけれど、この方法はやり方によってかなり有効な気がする。
アジャスターにこそ人間性が出るし、本来の医療の姿があるような気もする。

 

 

 

医師の働きに関しても似たような事を感じている。

若い患者さんはネットで自分の症状色々調べて、心の底では「この病気ちゃうかな」と思って病院にかかってる。
医師に「この病気ちゃうで、ただの風邪や」みたいな事を言われると「あのヤブ医者め」になっている。
そして次の病院にかかって、ドクターショッピングが発生するし、「魂の穢れです!」みたいな絶対に完全には否定できないような非科学的なことが流行ってしまう。

 

必要なのは正確な診断、適切な処置、は当たり前として、それを患者に適切に説明する事、だと思う。

 

インフォームドコンセントと言われて久しいけれど、手術同意みたいなイベントに対するインフォームドコンセントはまだ分かりやすいとしても、日々の診療に対する患者さんの感想は「先生は何も言わん」「何の病気か分からんけど薬が出るから通ってる」「痛くも痒くもないから薬は出てるけど飲んでない、通院してない」「何の治療しよるんか分からん」「先生忙しそうやから相談できん」というものが多い。
時間不足、コミュニケーション不足。

 

 

いっそのこと問診や、表面的に検査値をさらって病名候補を挙げるところまではある程度機械に任せるとかして、最終的に診断をつけて治療の方向性を決めたり、それを個々の患者にわかる形で伝えるのが医者であって欲しい。

はい病名、はい薬、さよなら…ではなくて、病名と薬はナンボか機械任せだけれど、最終その病名と薬になった理由や今後の方針に納得してもらうために尽力する、そこのプロセスに付き合えるのがプロのコンサルだと思う。

 

 

 

もちろん、そんなことは少し先の話で、まずは諸々のくだらない書類仕事やハンコ仕事みたいなものが消えて欲しいんだけれどね。

ディストピアユートピアになる近未来は来ないものかなぁ。

 

 

 

つらつらと書くとまとまりがない文章になるね。

ひどい文章だわ。

おやすみ宇宙。