大三島に移住した某薬剤師の脳みその中

生き物らしく生きたい!と思い大三島へ。毎日が冒険。

たまには料理をがんばる!

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↑ どどーん!!

 

毛ガニに続いて食べ物ネタです。

食いしん坊将軍なので許してつか。

(「〜つか」は「〜ちょうだい」の意味の伊予弁です。やってつか、取ってつか、みたいに使います。)

 

カニで一瞬元気が出たものの、押し並べてここのところお天気が悪かったり、それで畑の開墾がすすんでいなかったりたり、仕事が忙しかったり、つまらないミスをしたり、すっかり滅入っていました。

 

私の勤める薬局は週6勤務、平日のうちの1日と土曜日が午前勤務です。

今日は午前勤務の平日だったので、気分を変えようと思って料理をがんばってみました。

上手ではないけれど、料理は好きなんです。

 

きょうのお買い物はこちらっ!

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なんでしょうねぇ、この大きさで500円って…

このあたりは本当に鯛が安いです。(この鯛を購入したのは因島ですが、大三島もだいたい一緒です。)

頭から尻尾の先まで約30センチ、稀勢の里が持ったらきっと金魚みたいに見えるでしょうが、一般家庭には豪勢すぎるお買い物です。

 

これとカンパチのアラを山盛り買いました。

こちらは300円なり。

 

鱗をとって…さばいて…皮をひいて…

 

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↑ じゃーん!

 

素人ながらなんとか三枚おろしはできるようになってきました。

最初はボロボロにしてたけど…、ごめんねお魚さん。

 

そしてお料理に。

冒頭の写真です。

 

《お品書き》

麦ご飯

鯛のアラ汁

カンパチのアラと大根の炊いたん

鯛のお刺身

鯛の中華風カルパッチョ

カンパチのカマ焼き

 

思いつきで作った鯛の中華風カルパッチョが美味しかったです。

 

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お魚のさばき方を教えてくれる人、探しています!

島の美味しい食材をもっと美味しく味わえるようになりたいです。

 

… うむ、明日からも頑張ろう! 

初?!毛ガニ!!

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↑ どーん!!!

 

物心ついてから毛ガニを食べるのは初めてかもしれません。

美味しいですねぇ、毛ガニ!

蟹味噌って正直そこまで愛していなかったのですが、毛ガニの蟹味噌はマーベラス!でした。

トロッとして、生臭くなくて、チーズやウニのような味わい…ファビュラス!!

(最近腐れ縁の古い友人に教えてもらった叶姉妹のブログが面白くて影響を受けています。『ファビュラスな姉の何も入らないバッグ・シリーズ』は本当にオススメです。)

 

毛ガニの毛はなぜ生えているのか、ネットで調べてみました。

 

ケガニの生息地は水深30~200mの砂泥海底、ここには天敵も多く、海底の泥などが付着しやすい毛を獲得した毛ガニは生息地の風景に紛れ込みやすい。生息に有利だったため毛ガニには毛がある。

 

 ホンマかなぁ?!

 

 水揚げした時点で泥や藻でビッシリ、な感じはしないのに、こういう説がまかり通っているのは釈然としないんですよね…。

 

教えて偉い人!!

毛ガニの毛が気になって気になって夜も7時間ぐらいしか眠れないわっ!!朝も起きられないわっ!!

 

今回のカニ飲みはフワッと集まった島の若者達でやったのですが、この限界集落大三島にもなんだかんだで20〜40代の人間がいるもんですね。(人数は多くないですが…)

物好きでチャレンジャーな移住者や、家業を継ぐ地元の若者達など。

事あるごとになんとなく集まって、あーでもない!こーでもない!と喋る時間に活力と刺激をもらっています。

 

やっぱり大三島は素晴らしいところです。

 

 

 

*注意

毛ガニは大三島で採れたものではございません。正真正銘、天に誓って北海道産です。

 

瀬戸内の夕暮れ

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瀬戸内の夕暮れは本当に美しいと思います。

 

凪いだ海は夕焼けをほんのり映して、灯台や街の灯がところどころでキラリ、島々の影が切り絵のように浮かび上がるその光景はまさにプライスレス!

 

瀬戸の花嫁なんかを鼻歌で歌いつつ職場から家までドライブするのが癒しのひとときです。

 

本当は朝陽も拝みたいところですが、朝は弱いのでパス、1秒でも寝ていたい…!

我が家のお風呂事情

ウチは毎日外風呂です。

なぜなら…家のお風呂がとても古いからです!!

 

ここで我が家のお風呂大公開!イヤ〜ン!!

 

電気給湯器…壁の中にあります。おそらく昭和初期〜中期のもの、ホースが劣化していて移住直後に壁から熱湯が噴き出しました。水圧の弱さ、そよ風の如し。

 

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↑ 修理のために壁を剥がしたところ。小型の冷蔵庫ぐらいの大きさ。上が曇っているのは湯気が凄かったため。なぜかこのスペースに草履が一足、綺麗に揃えて置いてありました。工事に来てくれた近所の工務店の人に「きっと謂れがあるもんだ、触らないほうがいい」と言われ、そのままにしてあります。

 

混合栓の水道…昔懐かしの「赤のコック」と「青のコック」を調節して適温のお湯を出すもの。ミリ単位での調節が不可欠。ほんの少しでも油断すると熱湯 or 冷水という究極の選択を迫られます。「冷静と情熱の間」という名前を進呈したい。

 

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↑ 冷静と情熱の間。融通の利かなさは役所以上。

 

風呂釜…当時にしては比較的ハイカラな作りをしたのか、一度工事をし直しているのか、比較的今時っぽい風呂釜です。外壁と広い隙間があいているようで、お洒落な青カビ風フレグランスをたのしめます。

 

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↑ ほら、いまどきのユニットバス風でしょ?!壁との隙間にご注目!!中に置いてあるグレーの四角いものはムカデホイホイ、栓を開けてると結構奴らが遊びにきます。

 

なんと床は総タイル貼り!とてもお洒落です。ただし、傾斜が少し弱いのか、勢いよく水を流したりすると外の廊下まで水が漏れます。

 

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↑ タイルは綺麗。古き良き昭和のかほりがします。

 

そして寒いです。

無駄に広いので室内があたたまりません。

追い炊き機能なぞ無いので一瞬で湯がぬるくなります。

 

 

 

こんな我が家を救うのが、「マーレ・グラッシア大三島」!!

 

マーレ・グラッシア大三島

http://www.oideya.gr.jp/spa/area_shimanami/maregracia.htm

 

綺麗で広い公衆浴場です。

海水温泉が特にオススメ、身体はポカポカ、お肌健やか、まさに癒しの湯です。

 

年間パスポートがあるので、島民が集まる場でもあります。(価格もリーズナブル、風呂掃除の手間や給湯にかかるコストを考えたら全く問題ないレベルです。)

ここで得られる島民口コミ情報はSNSより早かったり…そして地場でとれた野菜や魚を安く売っているのでスーパーがわりに利用したりもします。

 

かくして、我が家のお風呂は雑巾洗いぐらいにしか使用されることがありません。

そのうち物置になっちゃいそう…!!

うれしおいしのプリン作り

ペットの烏骨鶏ちゃんたちがたまごをポコポコ産むのでちょっとダブついてきました。

 

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↑ ぷくぷくつやつやの産みたてたまご!

 

思いつきでプリンを作ることに。

 

 材料

(800mlのオーブン容器が満杯になるぐらい)

 

《プリン液》

たまご 4つ (烏骨鶏のたまごは小さいので5つ)

牛乳 500ml

砂糖 70g

バニラエッセンス 数滴

《カラメル》

砂糖 40g

水 大さじ2

 

⑴カラメル液を作ってオーブン容器に流し入れる

 

*砂糖+大さじ1の水を中火にかけて焦がす。

*ちょっと焦げすぎたかも?!きつね色というよりたぬき色だ!!というところで大さじ1の水を追加。(個人的な好みの問題です、私はちょっと濃いカラメルの方が好き!水を追加するときは跳ねるので注意。)

*熱いうちにオーブン容器へ。

 

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↑ カラメル投入!

 

⑵プリン液を作る

 

*お鍋で牛乳、砂糖を混ぜてあたためて、しっかり砂糖を溶かしきる。ふつふつしてきたかな?ぐらいでOK!

*たまごをボールでよーく溶いておき、そこに牛乳+砂糖を追加。バニラエッセンスを入れてまぜまぜ。

 

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↑ プリン液のできあがり

 

*先ほどカラメルを入れたオーブン容器にプリン液を流し入れる。茶漉しみたいなもので濾して入れると滑らかになります。(レシピ本などでは数回は濾しなさいと書いてあるけれど、茶漉しぐらい目が細かければ一回で大丈夫です。)

*表面に浮いた泡をスプーンなどで取り除くとより美しくなります。省いても大丈夫だけど。←雑

 

⑶オーブンで蒸し焼きにする

 

*天板にお湯を張って、オーブン容器を載せる。160度ぐらいでゆーっくり焼く。竹串を刺しても液体が付かなくなったら完成!

 

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↑ 天板にはお湯を張ってあります

 

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↑ できあがり!我が家のオーブンは左奥の火が強いのよね…低温だし、と油断していたら少し焦げ目が付きすぎちゃった。

 

あとは冷蔵庫で冷やして食べるだけ!

昔懐かしのとろけないプリンです。

 

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↑ 幸せ〜!!

 

甘いプリンと合うのは…甘くないマサラチャイ!

 

もともとチャイはもうオエッ!ていうほど甘くして、ちっちゃいカップに入れて舐めるようにして飲むようなものですが、私は多めのミルクで甘さ控えめで飲むチャイも好きです。

 

チャイってインド人の知恵なんですよ。

イギリスに見た目の良い紅茶が輸出されちゃうので、手元に残るのは細かい屑のような紅茶ばかり…美味しく飲むには濃く煮出してミルクと砂糖とスパイスでしっかり味付けしよう!!というのが始まりだそうな。

 

紅茶は加工の過程でふるいにかけられるのですが、チャイに使われる紅茶の区分はdust、埃のように細かいものになります。

dustと聞くとゴミみたい…と思われるかもしれませんが、単に葉っぱの大きさを区分した時の名称なので、dustと言えど抜群に美味しいお茶もあります。

細かい粉なので早く抽出ができ、ティーバッグに使われています。

 

…これを語り出すと長くなるので、紅茶のお話しはまたいずれ。

 

ハーボニー事件

凄まじい事件が起こりました。

薬局販売の薬にニセモノが混ざっていたのです。

 

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↑ こちらがそのニセモノ、ボトルの中に入っている数もおかしけりゃ、見た目もおかしい。でも、ボトルは本物を流用しているらしい。

 

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↑ こちらが本物。ニセモノとは似ても似つかぬ 錠剤の色、形。

 

ニセモノが見つかった渦中の薬はハーボニー。

C型肝炎治療の光とも呼ばれる、画期的なお薬です。

1日1錠、12週間=84日間、きちんと薬を飲めばほぼ100%のC型肝炎ウイルスが陰性化するという、驚くべき薬です。

 

驚くべきはそれだけではありません。

とにかく高価なのです。

なんと一錠、約5万5千円!

12週間分で450万を越す超高価な薬なのです。

(実際のところ、健康保険や高額医療費制度があるので、お財布からこんな大金が出て行くわけではありませんが、医療費高騰に拍車をかけると話題になりましたね。)

 

そんな薬に一縷の望みをかけて薬を薬局でもらって、それがニセモノだった!という事件が起こったのです。

 

日本の医薬品流通にはいろんなルールがあって、病院薬局で買える薬は世界一信用できる、と思っていたのに、この事件ですよ!!

前代未聞です。

 

患者さんは不安のどん底でしょうし、お医者さんも心配でしょうし、騙して大儲けした人がどこかにいるわけですし、薬局は信用低下も甚だしいわけですし、もう、ほんと、ひどい事件です。

 

厚生労働省のプレスリリース

http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11126000-Iyakushokuhinkyoku-Kanshishidoumayakutaisakuka/170117_press_1.pdf

 

ここで、気になることが一つ。

 

どうも、事件のあった薬局チェーンは「薬のメーカーの正規取引先ではない医薬品卸」と取引をしていたらしいのです。

 

現状、日本の医薬品卸はほぼ4つの会社に占められています。

病院も、薬局も、たいていそこから薬を購入しているわけです。

この大手4社から仕入れれば、日本で取り扱いのある医薬品を網羅できます。

きちんとした各製薬メーカー製品の正規取扱店ですので、この4社から仕入れていれば今回のような事件は起こらなかったはずです。

 

薬局とはなかなか難しいもので、薬はなんでも置いておかねばならないけれど、期限もあるし、滅多に使われない薬もあるし、最小単位で買っても余るものもあるし…という悩みをかかえています。

料理屋さんならば「本日Aランチ完売」で済みますが、薬局はそうはいかないわけです。

常に不良在庫との戦いです。

 

そこで出てくる現金問屋

現金問屋とは、不良在庫を買いますよー!とどこからともなく現れて、足りない薬安く売りますよー!という、怪しい卸さん。

業界にいれば結構宣伝を見ますし、宣伝しているということはそれなりに儲けているのでしょう。

 

きっと「不良在庫に悩める薬局を救おう!」「薬をなんとか無駄にしたくない!!」という崇高な精神から誠心誠意働いている現金問屋さんもあるのでしょうが、正直、どこぞの盗品を扱っていても、謎の外国製偽造薬品を扱っていてもおかしくないですし、程度の低い医師・薬剤師が「なくしちゃった!」「ミスで破損しちゃった!」なんて言ってくすねた薬を売って小遣い稼ぎをしていても不思議ではありません。

 

こんな変則的でファジーな流通がなんとなく許されているからこそ今回の事件が起きたのだと私は推測しています。

実際のところどうなのかは今後の調査にかかっています。

まずは今回の事件の真相が明るみに出ることを強く期待しています。

 

(ちなみに、今働いている薬局でそういう現金問屋との薬の売り買いはありません。ハーボニーに関しても、ボトルを開封して日付印字をして一包化しているのでヘンな薬は間違いなく気付きます。案外マジメに仕事してるのよ、私。)

 

ちなみに、余談になりますが、偽造医薬品って結構身近なんですよ。

 

勃起不全治療薬のバイアグラなんて、ネットで買ったら4割ぐらいニセモノだった、なんて調査もあるぐらいです。

バイアグラぐらい人気で知名度もある薬だと、見た目もそれなりに本物を真似ていたりして、なかなか本物と見分けもつかなかったりします。

でも、小麦粉とペンキで出来ていたりして。

 

そんなこともあって、私はネットでの薬販売に関してはかなりの規制が必要だと思っています。

(大三島のような医療過疎地域に住んでいてもそう思っています。)

 

世界一信用できる日本の医薬品でありたいものです。

 

 

朱華園の中華そば

自殺未遂者に対する医療介入に関しての勉強会に参加するために尾道に行ってきました。

 

勉強会の前に時間があったので朱華園の中華そばを食べることができました。

 

土日になると行列が出来て、ぜんぜん入れないのですが、私が今回行ったのは平日の午後3時ぐらいの中途半端な時間、スッと入ることができました。

 

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↑こちらが朱華園の中華そば

 

あっさりしていて、太めの平麺。

シンプルな具材がいいですね。

  

料金は前払い、中華そばは一杯600円です。

 

ラーメンよりも、中華そばが好きです。

コッテリ厚切りチャーシューが乗っているものより、申し訳程度にペラペラの肉の切れ端が乗っているものが好きです。

メンマやネギがあるとなお良し。

 

…というわけで、ここの中華そばはかなり好きなのです。

尾道に寄ることがあれば、是非。