大三島に移住した某薬剤師の脳みその中

生き物らしく生きたい!と思い大三島へ。毎日が冒険。

思い出は古銭のように

思い出が妙に大事に感じられることが多くなった。

 

恋心なんかは特にそうで、時が経てば経つほど甘く感じられたり、当時苦かった記憶も味わい深く感じられたり。

 

目が合うことが多いなぁ、と思ったら、それなりに仲良くなれたささやかな恋(友情に毛が生えた程度の)のことだったり

 

今考えても何故あんなに好きだったのか分からない、特に何もそれ以上エピソードのない、親しい友人にすら公言しなかった、あの人へのあこがれ、だったり

 

異なる学校に進学して自然に消滅した微笑ましいお付き合い、だったり

 

その他いろいろ。

書き出してみて、自分で思っていたより色恋沙汰が多かったことに驚く。

 

 

古銭のように、往時の輝きよりも今の存在そのものに価値がある、そんな記憶が増えた。

古銭は古銭のままどこかにあたためているけれど、とっくのとうに現在の貨幣は変わっている、そんな感じに似ている。

価値がわかる人には垂涎ものの古銭もコンビニで出したら訝しがられるか断られる、みたいに、あの時を生きていた私から見ると思い出たちはキラキラして見えるのに、今それをエピソードとして垂れ流しても「ありがちな話」なんだろう。

 

別に火遊びしたいとか、今がつまらない、ということではないんだけれど。

加齢かなぁ。やだなぁ。