大三島に移住した某薬剤師の脳みその中

生き物らしく生きたい!と思い大三島へ。毎日が冒険。

島の夜は暗いよ

田舎は車社会とはよく言われますが、大三島もご多分にもれず車社会です。

毎日の通勤も、ちょっとした買い物も、山の上の畑にも、車でブゥーン!です。

移住前の大阪でも外回りの仕事をしていたので、わりと車には乗っているほうだったとは思うのですが、移住してからはさらに運転の多い人生を送っています。

 

夜、しまなみ海道は有料道路とは思えないレベルで、暗いです。

そして当然、島内の道もすごく暗いです。

とにかく街灯が少ないので、月夜は明るいと思うぐらい真っ暗です。

 

なにやら猪は出そうだし(実際に出てきたところはまだ5〜6回しか見ていませんが)、暗すぎてどこが曲がってるのやら、溝があるのやら分からない…そんなときに大活躍するのがハイビームです。

 

都会では対向車が多いし街灯も多いので、ハイビームなんて滅多に使いませんでしたが、こちらに来たらハイビームは必須です。

大阪で社用車に乗り始めたとき、ウィンカー操作で誤ってハイビームにして、それに気づかず走っていたら同乗してくれた先輩に怒られ、「なんでハイビームなんかあるんだよぅ!!いらないじゃんか!!」と思ったものですが、今ではすっかりヘビーハイビーマーです。

 

実は道交法ではハイビームがデフォルト、すれ違うときや前走車がいるときだけロービームにしましょう、ってことになっています。

日本も総じて田舎、もっとどこでも暗くて車が少ない時代があったんですね…。

 

まだまだ島の慣れぬところの夜の運転は怖いものです。

夜はハイビーム頼りに安全運転がんばります。

しまカラ FACTORY

大三島の春といえば…しまカラ FACTORY!!

 

「オリジナルのモノ作り」をキーワードに島でいろんなモノを作る人たちが一堂に会してお店を開きます。

 

今回の会場はしまなみ共選場、島にある大きな共同選果場です。

 

…え?共同選果場って何って?

ええ、私も当初分かりませんでした。

 

島中でとれたみかん達は規格によってふるい分けをされて発送されていきます。

そのふるい分けの工程が『選果』であり、それを農協加入者でまとめてしましょう、という場所が『共同選果場』です。

体育館のような大きなスペースにフォークリフトや選果機がドン!と並んでいる姿はなかなか壮観です。

 

で、今日はその共同選果場の一部をお借りしてのイベントだったわけです。

30店以上のお店が並んで、食べ物あり、手芸あり、焼き物や草花の苗などもあり…賑やかでした。

 

f:id:morimi2016:20170416205100j:image

↑ キャンドルとか、押し花の雑貨とか

 

f:id:morimi2016:20170416205149j:image

↑ 豪快なサザエ飯とか

 

f:id:morimi2016:20170416205157j:image

↑ 可愛らしい草花とか

 

f:id:morimi2016:20170416205235j:image

↑ 綺麗なとんぼ玉とか

 

f:id:morimi2016:20170416205624j:image

↑ 猪の骨から出汁をとったラーメンとか

 

f:id:morimi2016:20170416210603j:image

↑ 手作りの砥部焼とか

 

f:id:morimi2016:20170416205742j:image

↑ 大人はお酒も楽しめて

 

f:id:morimi2016:20170416205545j:image

↑ 子供たちにも楽しい時間を

 

 f:id:morimi2016:20170416205127j:image

↑ 選果場は広いけれど、人はいっぱい!

 

f:id:morimi2016:20170416205927j:image

↑ お母さんたちもご馳走をふるまっていました、今日イチ素敵な写真だと思う一枚!

 

その他いろいろいろいろ素敵なものはあったのですが、挙げきれないのでこんなもんで。

 

こういう島内のイベントだと右も左も知り合いだらけ…大三島に移住して一年近く、ずいぶん知り合いも増えたなぁ、なんて感慨もひとしおです。

島の皆さん本当にありがとうございます、これからもどうぞよろしくお願いします。

 

そして家に帰ったら嬉しいことが!

ご近所さんからとれたての筍を頂きました!!

春の恵みとご近所さんに感謝感謝!!

 

f:id:morimi2016:20170416214440j:image

↑ 早速お刺身にして頂きました。美味し!!

 

庭のピラカンサがお化けのように伸びていたので思いっきりツンツルテンになるまで刈り込んでやりました。

気持ちいいですが、切り過ぎた…?!

 

…と、まあ、心地よい疲れとともに春の1日は過ぎました。

明日から天気が悪くなるようで、カエルが外でゲコゲコ鳴いています。

滅入ってしまう雨も苗たちにとっては恵みの露、春はなんでもプラスに変える力がある気がします。

オフ!

今日は午前でお仕事が終わりだったので、午後はフリーでした☆

 

小学校からの腐れ縁の友人が因島に遊びに来ていたので再会!

因島ポルノグラフィティの昭仁さんと晴一さんの出身地、熱烈ポルノファンにとっては聖地だそうです。

友人、ものすごく幸せそうでした…(遠い目)

 

f:id:morimi2016:20170412214603j:image

岡野昭仁さんお手植えの桜だそうで…春ですねぇ。

 

友人を見送った後は大三島へ。

お菓子を焼こうか、欠けたお皿の修理をしようか悩みましたが、晴れていたので野山にGO!

 

f:id:morimi2016:20170412215334j:image

↑ ワラビ収穫!ちなみにお隣さんに1/3あげた後。

 

f:id:morimi2016:20170412215509j:image

イタドリもモリモリ収穫。塩漬けにします。

 

f:id:morimi2016:20170412215606j:image

↑ しまった大潮だ〜!干潮だ!急いで海岸へ。ほんのちょこっとだけマテ貝を採りました。夫さんは苦手らしい。

 

f:id:morimi2016:20170412215916j:image

↑ バター焼きで頂きました。私は好き。独特の匂いはあるけど…。

 

 f:id:morimi2016:20170412220047j:image

↑ この夕陽を見ながら久しぶりに楽器の練習。衰えている…しばらく真面目に練習します。

 

夜は島の合唱団の練習。

まさか大三島で第九の練習が出来ると思わなかった!

へたっぴですが、大きな声を出すのはよい気分転換になっています。

 

オフっていいですねぇ…久しぶりですよ、このゆる〜い感じ…。

充電したので明日からまた頑張ります。

雨と霧の瀬戸内海

f:id:morimi2016:20170408103535j:image

↑ 患者さん宅にお邪魔した帰りに、ものすごくくつろいだニホンアマガエルがいました。あたりは濃霧、湿度100%ですもんね、快適ですよね。

 

ここ数日、雨、そして霧がひどいです。

 

なーんにも見えない。

島なのに、海がどこにあるのかもよく分からない。

車のハイビームで照らしても、先が見えない。

船はみんな欠航。

しまなみ海道も速度制限。

 

いつも静かな島ですが、特別に静かに感じます。

登山して、ガスに巻かれた時みたいな…(そこまでではないけれど)

 

霧はお茶の生育には大きな影響を与えます。

紫外線をたっぷり浴びたお茶の葉はカテキンをたくさん作り、苦くなります。

霧は天然の紫外線防護フィルターになるので、お茶は苦くなりにくくなります。

 

苦くないお茶は日本茶のような加工法がよく合います。

一方、苦いお茶は紅茶のような完全発酵茶や烏龍茶をはじめとする半発酵茶に加工をすることが多くなります。

 

苗が届いたのでどんどん植えていきますよ!

どんなお茶が育つか、今から楽しみです。

春はあげぽよ

春は忙しいものです。

 

年度末、年度始まりでただでさえ忙しいのに、植物たちが眠りから覚めてくるので、苗作りや植え付け、草刈りなどバタバタ、バタバタ…

平日と土曜日は仕事なので、日曜日しかまとまった時間がないのはちょっと辛いです。

夫さんがいろいろとやってくれるので助かっていますが、それでも圧倒的な時間不足!!

のんびり田舎暮らしなんて…げ!ん!そ!う!

大事なことなので二回言いますよ、のんびり田舎暮らしなんて幻想です!!

 

…とはいえ、なんだかんだで楽しくやっています。

 

ワラビを採ってきました。

f:id:morimi2016:20170403071809j:image

にょきにょき生えているワラビを採ってくるのは楽しい!!

タラの芽も少し頂きました。

アク抜きが終わったら山菜うどんでもしようかな〜。

 

お菓子をちょっと焼きました。

f:id:morimi2016:20170403071906j:image

八朔マーマレードと一緒に食べるイングリッシュスコーン、それと八朔カスタードパイです。

いわゆる「分量外」のモノをとっておくのを忘れたので、玉子が不足してタルトの照り出しが出来ませんでしたが、概ねヨシの出来上がり。

 

お菓子についてはいずれお披露目することもあると思います。

まずは練習!練習!

 

春はあげぽよ。

美味しいチャイと美味しい焼き菓子

f:id:morimi2016:20170330215146j:image

↑ チャイと宗方喫茶室のブラウニー

 

チャイはインドの庶民的な飲み物です。

ベースの紅茶にシナモンやクローブ、ジンジャー、カルダモン、ペッパーなど、様々なスパイスを加えて濃く煮出したものに、たっぷりのミルクと砂糖を入れて飲むのがインドでは一般的だそう。

 

チャイはなかなか奥深いもので、ベースの紅茶やスパイスの組み合わせで様々な味があります。

さながら日本の味噌汁的ソウルドリンクな訳です。

 

アメリカで出会ったインド人の知り合いは、なんといっても美味しいチャイと言えばニンニクを入れるんだ!と熱弁していました。

彼の特製チャイを振る舞ってもらったことがあるのですが、ぷんぷんガーリックの香りがして、ミルクがたっぷりで、こってり甘い!!…これだけきくとなんだか想像もつかないでしょうが、これがまた美味しいのです。

一人ひとり、ご自慢の配合のチャイがあるようです。

 

チャイを作る場合、紅茶は『DUST ダスト』と呼ばれる、ふるいにかけた一番細かいものを使うのが鉄則。

『OP オレンジペコー』や『BOP ブロークンオレンジペコー』などの、大きいリーフの紅茶では薄くてイマイチなチャイになってしまいます。

植民地時代、インドでは良質の紅茶は全てイギリスに送られ、インドの庶民には商品にならない紅茶の屑『DUST ダスト』ばかりが残ったため、これを美味しく飲む方法としてスパイスとミルク、砂糖を加えて飲むチャイが生まれたと言われています。

まさに先人の知恵!

 

今日は出来合いのものですが、チャイを入れました。

 

f:id:morimi2016:20170330221912j:image

↑ だしパックのような使い切り包装になっていてなかなか便利です。購入は紅茶専門店 京都セレクトショップ、いつもお世話になっています。

 

f:id:morimi2016:20170330221926j:image

↑ 小さなお鍋で200ccの水を沸かし、沸騰したところにパックを投入、3分ほど煮出して200ccのミルクを追加、再度あたためて出来上がり!

砂糖はお好みで。

 

お茶菓子は、移住者の仲間でもある島の知り合いが作るブラウニー。

宗方(むなかた)という地域で喫茶室を作るそう、なので宗方喫茶室。なんと分かりやすい!

このブラウニーは甘夏ピールが入っていてけっこうスパイシーなので、よくチャイに合います。

 

同年代ぐらいの移住者仲間は島にけっこういます。

みんな、立派に独立開業すべく獅子奮迅!いつも刺激をもらっています。

我々の野望はいつ叶うのやら…歩みは早くはありませんが、確実に進んでいるのでこつこつと頑張るのみ!!

応援よろしくお願い致します。