大三島に移住した某薬剤師の脳みその中

生き物らしく生きたい!と思い大三島へ。毎日が冒険。

文化の日

きょうは文化の日、島の文化祭でした。 

 

島の人が年に一度、お花や書道、手芸、詩吟、日舞、歌などさまざまなものを発表をするイベントです。

 

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 この島に移住してすぐ、大三島第九を歌う会という合唱サークルに誘ってもらって、第九を歌っています。

 

高校時代に第九はドイツ語で歌い、オーケストラでトランペットも吹いたので、思い入れもひとしお。

まさか島でこんな風に楽しく歌を歌えると思っていませんでした。

 

島の合唱団、なかなか素敵なんですよ。

高音が下がり気味なのはご愛嬌。

 

 

都会にいたら、お金と時間さえあればいつでもすごい作品がいっぱいある美術館やプロの音楽や舞台などを楽しむことができますが、最近、芸術や美術って生活の一部にあってこそ価値があるような気がしてきています。

 

実践する文化的生活というか…。

 

お年を召されたおじいさまやおばあさまが日舞やカラオケで楽しんでらっしゃる様子を見ると、単に「上手い」とか「すごい」ではない深い感動を得るときもあります。

 

 

…そんなこんなで充実した文化の日でした。

 

実践する文化的生活、私もハツラツとした島の先輩方を目指して楽しんでみようと思います。

 

 

釣れた釣れた、アオリが釣れた❤️

はじめてイカを釣りに行きました。

 

はじめて釣具屋さんに入り、おっちゃんに「イカをエギとかいう派手な仕掛けで釣るそうだが、必要なものを一揃いほしい。竿もリールも何にも持っていない。」と無茶なお願いをしたのは去年の今頃…その後バタバタして結局行かずじまい…実に一年がかりの「はじめてのイカ釣り」になりました。

  

チキンハートな私は、ほかの手練れっぽい釣り人がいるところでは怖くてとても並んで釣りするなんてできないのですが、今日は島の仲間がたまたま誘ってくれたので、憧れのイカ釣りデビュー!!

 

 

 

きました!きました!

ビギナーズラック!!

 

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↑ 立派なアオリイカ!!比較用のタバコの箱は友達のもの。重たかった…!

 

釣り上げてすぐぐらいに腹痛に見舞われたため今日は撤退。

終いは悪いけど、きちんと釣れて、とてもいいデビュー戦になりました。

  

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↑ 釣り上げたアオリイカと、友達からもらったコウイカコウイカはコロンとして可愛い。

 

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 ↑ すでに深夜なので調理するのは明日になりますが、せっかくなのでほんの少しだけお刺身に。甘いっ!すごい歯応え!!

 

 

 

うわー、イカ釣り楽しすぎる…。

また行こっと!

解禁だ!解禁だ!

瀬戸内といえば晴れ、穏やかな海…今年の秋はその常識が通用しません。

毎日シトシト、ショボショボ、雨ばかり。

空はどんより、へんな風が吹いて橋の上では思いのほか運転するハンドルがふらついたり。

 

そして寒い!

お皿を洗う水の冷たさ、足元の冷え具合…すでに感覚は晩秋というより初冬と言うべきか…といった具合。

 

日照時間とうつ病は関係しているとも発表はありますし、滅入るのも私だけではないでしょう。

 

 

お鍋、解禁しました。

 

その日手に入ったお野菜、猪のつみれをたっぷりの出汁で炊くのが大好きです。

余ればカレーうどんにしたり、雑炊にしたり。

美味しくて、あったかくて、洗い物も少なく、調理も簡単!

 

お鍋は冬の救世主です。

 

 

もう一つ解禁したのが火鉢。

 

今年から中古屋さんで手に入れた鉄瓶さんが火鉢グッズに仲間入りしたため、充実した火鉢生活を送っています。

お湯を沸かしてお茶を淹れて、手を炙ってぬくぬく。

炭をつつくのも風情があっていいですよね。

 

夜は灰に炭を埋め込んで寝ます。

火の用心。

 

 

とにかく寒いので、早めに寝るのみ。

皆さま風邪など召されませぬよう。

 

秋といえば新米!

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待ってました〜!!新米!!

先日、稲刈りのお手伝いをさせてもらったお米さんです。

 

うまし…!!!

 

 

 

鮭を焼いて、具沢山の味噌汁を作り、新米のごはんを頬張る、それだけで世界一の幸せ者だと思っちゃいますね。

お祭り②

すべて終わりました。

関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。

 

大三島のお祭りは二段構成 (?!) のようになっていて、

 

各地区でのお祭り

大山祇神社産須奈大祭 (おおやまづみじんじゃうぶすなたいさい)

 

となります。

 

 

 

基本的には、大山祇産須奈大祭の一週間前が地区ごとのお祭りなのですが、我が台 (うてな) 地区と大山祇神社 (全国の三島神社の総本社) がある宮浦地区のみ、大祭と同じ週に地区のお祭りが行われます。

 

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↑ 宮出しの獅子舞。私は笛を吹かせてもらっています。台の獅子舞は優雅で力強いです。笛は息も絶え絶え…お粗末様です。

 

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 ↑ 我が家の前でも獅子舞を舞ってもらいました。

 

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↑ 夫さんは大神輿。右手に見えるすごい坂の神社を上り下りするので大変!!

 

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↑ ぞろぞろ、ぞろぞろ…地区をウロウロ。子供神輿もきゃあきゃあ言いながら練り歩きます。

 

 

お神輿の宮出し、各地区の巡行、宮入り、という流れは全国のお祭りの流れとよく似ていますが、ちょっと変わっているのが 『御旅 (おたび)』。

 

大山祇神社から、台地区にある御浜殿と呼ばれる三島神社まで、約4キロの道のりを御神輿に続いて各地区の獅子舞や山車などが一同に集まって練り歩きます。

 

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↑ お、来た来た!

 

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↑ ピーヒャラドンドコ賑やか!!

 

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↑ 台の集会所でも獅子舞をしてもらったり。これは野々江地区の乱獅子。

 

 

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三島神社では、皆が競って獅子舞を奉納するので、太鼓の音が重なってもうそれは賑やか!!ドキドキします!!

 

 

夜まで町を練り歩き、へっとへとでお祭り終了!!

最高に楽しくて最高に素晴らしいです。

 

 

子供たちが獅子舞に縫い付けてあるサルを引きちぎりに来たり、レジェンドの先輩方に正しい笛の吹き方をレクチャーしてもらったり、昔はあーだった、これからはどうする、なんじゃかんじゃ…わいわい…。

 

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↑ 獅子に縫い付けたサル。縁起物として持ち帰ります。

 

地区の人たちのことが大好きになるし、より頑張らないとなと思うようになります。

 

人口の減少、いろんなことの後継者の不足、ライフスタイルの変化、役回りの負担など、いろんな課題はありますが、それでもこんな素晴らしい祭りが残っている大三島という島のすごさを感じます。

 

一度は消滅したのに復活させた行事もちらほらあったり。 

それって凄いことじゃないですか??

やっぱり、大三島は最高で凄いところです。

 

しばらく物音がすれば太鼓の音に、鳥が鳴けば笛の音に聞き間違う日々が続きます。

 

 

…と、心が満たされた祭りから一夜明けると…

 

 

 

わ、キッチンガーデンがボロボロ!!

 

くっそー、猪に入られた!!

 

 

 

なかなかいい事ばかりではありませんね…。

 

お祭り①

とうとう始まりました、お祭りです!

 

我が台 (うてな) 地区と宮浦地区のお祭りは来週ですが、他の地区は今週がお祭りです。

 

地区ごとにお祭りが全く違うので、お邪魔するととても楽しいです。

 

土曜日は口総 (くちすぼ) 地区のお祭りにお邪魔しました。

 

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↑ 獅子舞、獅子止めと獅子の睨み合い。

 

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↑ 笛を吹く子達の装束がかわいい。奥にいる太鼓や笛のおじさま方が格好良い。

 

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↑ 重〜いお神輿を持ち上げてぐるぐる回ります。

 

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↑ わいわい、わいわい!

  

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↑ 宮入りの前には田んぼの周りに火を焚きます。すごく綺麗です。空は満天の星空。

 

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↑ 写真では分かりにくいですが、めっちゃ広いです。

 

 

 

日曜日は野々江 (ののえ) 地区のお祭りへ。

 

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↑ 野々江の獅子舞といえば、乱獅子という激しい動きの獅子舞が有名ではありますが、今回は大獅子をじっくり観ることができました。

 

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↑ 広場に出て、神輿を回します。

 

 

野々江のお祭りは太鼓がとても魅力的。張りのある響きに、男も女もじっとしていられなくなる!!とお風呂でいつも会う島の方が言っていました。

 

 

  

来週は各地区が御旅 (おたび) をします。

大山祇神社から、台にある三島神社まで獅子など奉納しながら行列をつくります。

 

みなさんが来られるので、今日は大掃除!

草を刈って、道を掃き清めて、お祭りの準備は万端!!

 

あと一週間しっかり練習!

当日晴れますように!!

イノシシをたべる (グロ画像はありませんよ〜)

ほんの少し郊外になれば何処でもそうかもしれませんが、大三島もやはり獣害に苦しんでいます。

 

ひどいのはイノシシ。

もう、ミカンからサツマイモからサトイモからジャガイモから、ツルの垂れたキウイや低いところになったイチジクなどまで片っ端から食べられてしまいます。

お茶の木も何本か掘られてダメになってしまいました。

根元にいるセミの幼虫やミミズなどを掘りに来るようです。

 

普通に生活していても、あ!イノシシ!なんてことは結構あります。

 

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↑ 写真は悪いですが、逃げるウリ坊たち。夏はよく遭遇しました。

 

もちろん、猟師さんや、免許を持っている農家さんなども必死で捕まえてはいるのですが、なかなか増えるペースに追いついていないのが現状です。

 

ちなみに、わたしも罠猟の免許だけはとりました。

まだ何も捕まえてはいませんが…。

狩猟者登録しないと狩猟はできないので、しばしお預けです。

 

 

とまあ、そんな大三島の困ったイノシシを活用しよう、と立ち上がったのが「しまなみイノシシ活用隊」

しまなみイノシシ活用隊 イノシシ肉 « えひめの食財ファイル

 

この、しまなみイノシシ活用隊がプロの技でさばくイノシシ肉…2017年1月20日に初開催された「利きイノシシ」のイベント「第一回日本猪祭り」ではグランプリを獲得した名実ともに日本一のイノシシ肉…を時々食べるのですが、これが美味いのです。

 

普段、イノシシ肉以外は鶏肉やごくわずかに豚肉しか食べない我が家ですが、久しぶりに牛肉など食べると「うわ、牛独特の臭いがする!」と思うぐらい、止めさし (罠にかかった獲物の息の根を止めて血抜きすること) のしっかりされたイノシシ肉は臭みがありません。

 本当に美味しいです。

 

 

…とは言え、変化がないと飽きてしまうので、いろんな薬味を加えてつみれにするのが我が家のお気に入り。

 

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 ↑ 肉をフードプロセッサーでミンチにして、薬味を加えて使います。使えない分は冷凍します。カラフルなお皿に入れてあるのは庭でとってきたネギ、ニラ、シソ。生姜は買ったものです。写真にはありませんが、庭でとれたニンニクと生姜を混ぜたものも作りました。

 

 

冷凍すれば多少は持つし (自己責任ですが)、味のバリエーションがいろいろ増えるので、餃子に、鍋に、ハンバーグに…と活用し放題です。

 

綺麗な塊の肉は自家製醤油麹に軽く漬け込んで焼肉に。

ほとんど赤身の筋肉質な肉なので、醤油麹で柔らかくなったぐらいが食べやすいと感じています。

 

 

解体の現場にも何度か混ざらせてもらっています。

止めさしの一瞬、銃声のなるその時だけは「かわいそう」なんて思いましたが、人間も人間の生活に必要な縄張りを守らなきゃいけないので、最近は有難く頂くのみ。

マグロや鰻のようにやたらめったら取り尽くしたり、近くに沢山いるわけでもない珍獣をわざわざ食べたりするのはどうかと思いますが、その土地でとれる何かしらの肉を維持可能なレベルで無駄なく有難く頂くことに関しては至極まっとうなことだと考えています。

 

 

きょうも、いただきます。

いのちを、いただきます。