素晴らしいリズムと強弱感には説得力があります。
音楽はもちろん、日常のあれこれもそうじゃないかと思っています。
料理人の包丁さばき、アナウンサーの話し方、トラック運転手の運転技術、SEのタイピング、などなど。
上記に挙げたものは、身体でつかむリズムと強弱だと思いますが、思考も同様で、小さなことがポンポンと浮かぶ時と、大きなことが時間があけて浮かぶ時など、やはりリズムがあると思います。
人との出会いや別れも、やはりタイミングがありますよね。タイミングがビシッと会うとき、合わないとき…これもまたリズムがあるように感じます。
リズムと強弱をまとめてビートと呼ぶとすれば、世の中のいろんなことはビートで出来ているなぁ…と思うわけです。
薬剤師の仕事もやはりビートが重要だと私は考えます。
服薬指導では患者さんの話すスピードや声の大きさにだいたい合わせること、理解のテンポを推し量って、適度な間合いを取ること。
一包化 (いろんな薬を用法別にまとめて一袋にすること。朝食後なら朝食後に飲む薬数種類をまとめて一袋に入れます。) のシートから薬を出したり、機械に撒いていくときの一定のリズム (リズムが乱れたところで入れ間違ったりしていることがあるので結構重要)、季節の巡りと疾患。
もちろん、いろんな統計などで数字として出てきているものもたくさんあるのですが、ビート感ばかりは実際にノッてみないと分からないものだと思います。
はじめは、合わす感じ。
慣れてきたら、ノる感じで。
個人的にあまりリズム感が良くないほうなので、偉そうなことは言えませんが、なんだか、最近、そんな事ばかり感じてしまいます。
ビートで世界はできている
言い過ぎだけれど、言い過ぎじゃない、そんな気がしています。