大三島に移住した某薬剤師の脳みその中

生き物らしく生きたい!と思い大三島へ。毎日が冒険。

2021雑感

はい、まいどこんにちは。

年末ですね。

年末年始ぐらいしかまともに書いてませんね。

まあそれもええかな、と、自分に甘く生きています。

純粋に楽しみとしてのブログですし。

 

 

なんとか無事に仕事を納めました。

歳の割にしっかりしされているなと思っていた患者さんの認知症が本格的進んだり、日常の動作に不自由が出てきたり、あれこれ数値が悪くなって調子が悪くなってしまったり、

状態が良くなくて、それでも頑張っていた患者さんが亡くなったり

思いもしなかったような事故や病気で急に通院したり服薬したり、亡くなった方がいたり

職業柄、「調子が悪い人」にお会いするので、おそらく「元気になった人」にはあまり気が付いていない部分があるんだと思うのですが、まあ、そんなこんなで今年も「人生のアレコレ」を脇で眺めたり、ちょっとだけお手伝いしたり、していました。

 

ニュースでも話題になっていますが、マジで在庫の確保に泣かされた1年でした。

当たり前だと思っていたことは当たり前ではなかったんだなぁ…(白目)。

 

あ、すごい真面目な話すると、帰省されている方なんかはご両親等の残薬に少し気を配っていただければ、と思います。そこからわかる生活の綻び、ぜひ薬剤師に相談してください。お薬手帳に「家族です。残薬がいっぱい家にありました。」とメモを残してもらうだけでも結構です。お手伝いできること、結構あると思いますので、ぜひ。

 

仕事に関して、気持ちの上でちょっと変わったなと思うことが一つあります。

薬剤師はじめてすぐのときは、「もっとダイレクトに患者さんにかかわって、いろいろお手伝いをしたい」と思っていたんです。

でも、自分もひとりの一般人として思うことですが、「ガツガツ来る薬剤師」って鬱陶しい時も多いわけですよ。

医師なんかは「その分野にかけては右に出るものがない技術や知識を有している」とか、「地域で長いことやっている」なんてファクターが重要になるのは分かるんです。人間性に多少難があっても、手術におけるゴッドハンドや、診断とか読影とかの神や、地域の最後の守り神的な、「超人的要素」がある医師には私、かかりたいですもん。

看護師には親しみと技術を求めています。平たく言うと、優しくて、話しやすくて、注射がうまい人がいいです。(裏では鬼のような顔をしていても、自分に対しては優しい演技が上手な人がいい。仮に指導等で怒られることがあったとしても、ベースには優しさが滲んでいる人のほうがやる気になる。)

ただ、薬剤師って、基本「薬を出す人」に過ぎないことが多くて、別に何も求めてない、というのも事実だったり。サッサと出してくれる人がいいというか。

 

でも、「医師に相談しにくいこと」や「医師に相談するほどでもないこと」や「ちょっとした健康相談」や「日常生活でちょっと困っていることの相談」なんかを最近受けるようになって、真面目に調べて真面目に返答しているうちに、処方や治療方針決定の変更にかかわるようなことがチョコチョコ見つかって、それを医師に相談したりすることが増えてきています。(真面目に仕事しててよかった、と感じる変化。)

「やんわりと自分をよく観察している」薬剤師、がひとつの理想かな、と思ったり。

かつてほどガツガツ関わりたいという思いはなくなってきていて、ただ、とにかく、その人やその人を見守る人を俯瞰していること、というのが最近の目標です。

 

 

トマリギ(ゲストハウス)としては、飲食を不定期にはじめました。

課題はいろいろ残りますが、ちびちびとでも続けてやってきたのは一つ自信になったかも。

通常の業務(掃除や経理など)は夫の仕事、基本私は薬剤師業に専念してトマリギにはノータッチですが、庭や季節の飾りものや飲食を通じてお客さんや近隣の人たちとコミュニケーションをとれたのはとても嬉しいことです。

 

 

さて、真面目な話はこんなもんにして、ここからは大変どうでもいいことを。マジ雑感。

 

①大腸カメラをやりました。

めでたくお尻の貞操を失いました。しばらく大腸に関しては多少安心な気がしています。

前処置は思っていたより楽でした。下剤飲めばいいだけでした。ポカリ味が苦手なので、味の面で下剤の服用が心配だったんですが、必要だと思えば案外すんなり飲めて、口から肛門のつながりを実感しました。マジでシャーシャーになるんやな、すげえ。

多少の羞恥心だけ乗り越えれば、あとはベッドに転がっているだけ。ありがとう先生。

小さなポリープが見つかったのでその場でチュンッと焼き切ってもらいました。悪いものではなかったのでよかった。

トイレさえ確保できればほんと、思ったより楽でした。また5年後ぐらいにやろうと思います。(仮にポリープが新しくできていたとしても、大きくなってがん化する時間を考えたらだいたいこれぐらいの頻度でいいと思います。)

 

②娘の口が達者になりました。

誰に似たんやら。起きてから寝る瞬間までしゃべっています。

ときどき嘘をつきます。びしっと怒るべきなのか、嘘ついた理由を聞いて諭すべきなのか、嘘をつかないでいいような環境整備をするべきなのか、その他諸々めちゃめちゃ考えてしまったり、勉強したり。親になるのも大変なものだ…。

 

③英語の勉強をやり直しています。

「いろいろとできない人間だ」というコンプレックスがありますが、いろいろできないもののうち、特に英語は苦手意識が強いです。でも、患者さんやお客さんとお話するために必要だと感じる瞬間もまあまああって…ということでコンプレックスに打ち勝つ、という側面もアリアリで勉強しなおししています。

けっこうおもしろくなってきています。チャットとか楽しい。テストを受けたりしているわけではないので客観的な評価はありませんが、少し語彙が増えていろいろ文章が読みやすくなったかも。

 

④仕事のやり方変えたらすごくよかった。

タスクは降ってきた瞬間に1%でもいいから「やりはじめ」ておく。例えば、書類を出さなきゃいけないなら、定型文の部分だけでも書き込んでしまってファイルを作る。掃除をしなきゃいけないなら紙屑1個でもいいからゴミを捨てちゃう。勉強するなら単語一個でもいいから覚える。資料読まなきゃいけないなら、1ページでもいいから読み始めちゃう。何か考えるなら紙切れに「#〇〇について」と書いて何か考え始めてメモを残す。

子育てして仕事して家事して、なんてしていたら、実質「集中できる時間」なんてホントにないわけですよ。やり方変えるしかない。

意識を変えてから、実際に「コード理論」「イラスト」「消しゴムハンコ」「英語」「糖尿病」など、かなり知識や技術がついた気がします。職場の片付けもどんどん進んでいるし。よいよい。

 

⑤面白い本にかなり出合えた。

高校の大先輩にコアな古本屋をやっている方がいる、ということをゲストハウスのお客様(この方も高校の大先輩)に教えてもらい、選書というものをやってもらったり。

大三島には図書館があるので、あれこれ貸してもらったり。

肌が合う本との出会いが多かった気がします。

 

ちなみに古本屋さんはこちら→ なタ書

https://www.facebook.com/natasyo/

 

⑥旅行行きたい。

ええかげんあれこれ旅行したい。

コロナ憎しです。

外したくない目的地(予約しないといけない系とか、営業時間が限られている系とか、特定の時間に行かないと見れない系とか)いくつかと行きのアクセスだけ考えて、あとはほぼフリータイムな感じで動くのが好きです。

 

 

ああ、これ以上書いても何もないですね。

ええ。

まあ、つらいこともそれなりにありましたが、まっとうに生きた感じのする1年でした。

お世話になりました。

それではまた来年、よろしく。よろしく。