大三島に移住した某薬剤師の脳みその中

生き物らしく生きたい!と思い大三島へ。毎日が冒険。

超運動嫌いと犬

超が付くほど運動が嫌いです。

思い返せば、子供の頃から「身体を動かすと楽しい!」という感覚を味わったことがないように思います。

休み時間にドッジボールをするぐらいなら教室で本を読んでいたいタイプ。

運動会や体育祭の日は毎回学校燃えろとまで思っていたぐらいです。

 

こうなったのには原因があるのか、と考えても、あまり思い当たることがありません。

人前で跳び箱を失敗するのが恥ずかしかった、いつまでたっても逆上がりできないのが恥ずかしかった、いじめっ子でたいして勉強もできないやつがリレーの時だけ英雄みたいに扱われるのが嫌だった、体育教師が声だけデカくて中身がない感じで嫌いだった、みたいなエピソードは沢山あるのですが、体育が嫌いだっただけで、運動が嫌いな理由にはならないようにも思えます。

 

そもそも汗をかいたり、息が上がって心臓がドキドキすることに「さわやかさ」というものを感じたことがないので、もうこれはただただ運動嫌いなんだろうとしか思えません。

運動しても疲れるだけじゃん。

 

比較的、自転車は好きなのですが、それは「歩いたり走ったりするより明らかに速く、楽に動けるから」という不純な動機が根底にはありますし、水泳に関しても「暑い時に身体が冷えるのは楽だから」というどうにもならないグウタラな理由があります。(なので、寒い冬に泳ぎたいとまでは思いません。プール後の温泉があればまあ行ってもいいかな、という程度。)

登山も嫌いじゃないですが、これも「山の生き物や風景を見るのが楽しいから」という感じで、生物の少ない雪山や天候が悪くなりやすい高山に登りたい、という希望は全くありません。そしてなるべくポイントギリギリまで車などで登りたい。

 

娘や犬を見ていると、意味もなく走ったり、飛び跳ねたりするのが随分と楽しいんだな、と思います。

完全に、謎の世界。

 

世の中には身体を動かすことが楽しい、という人が結構いるようで、「しばらく運動で汗を流してないと気持ち悪くなってくる」みたいな事ですら言うじゃないですか、そう言う人たちって。

どんな気持ちなんでしょうね、本当に信じられない。

 

 

 

先述の通り、我が家には犬がいます。

一歳半ぐらいの保護犬。

親バカですが美男子。

(ただしテンション上がると噛むのがなかなか治らない。)

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犬はめちゃくちゃ好きなんですが、不安だったのは「散歩に毎日行けるのか」と言う事。

時間や体力の問題ではなく、そもそも運動嫌いなので、歩くのが嫌、というヘタレな理由。

 

がんばる、という最も役に立たない決心をして、飼い始めて、結局…

 

 

毎日歩いてます\\\\٩( 'ω' )و ////

 

 

いやー、犬の散歩、楽しいですね。

犬が楽しそうなのがまず良い。

毎日いろんな発見があるのがまた良い。

ついでに体力がついて、体調にも多少プラスの効果があったのも良い。

 

季節の移ろいを感じつつ、ご近所さんとの出会いなどを楽しむ1日30分〜1時間 × 数回。

超運動嫌いなくせに、たまに走ったりしているのが嘘のようです。

(とはいえ、基本息が上がるほど負荷はかけない主義。2〜3分走って10分歩く程度のユルさ。)

最近始めたピクミンブルーム(歩くとなんかいろいろ育つ系のゲーム)、あっという間にレベル30になってしまうほど。

 

犬には感謝しています。

超運動嫌いの私を運動させて、しかもそれを楽しく感じさせているわけですから。

やるな、犬。

 

 

今朝は大きなウナギを飲み込もうとして悪戦苦闘する鵜を見つけてめちゃくちゃ楽しかったです。

犬と散歩してなければまず見る事はなかったでしょうね。

 

運動自体の楽しさ、気持ちよさは未だに分かりませんが、なんか身体を動かした後は頭がスッキリして楽、みたいな感覚は分かりつつあります。

三十路を超えて運動が楽しくなってきてるのかもしれません。